グレイテストショーマンは、あなたの心を揺さぶる地上最大のショー！

今回の記事は、100年以上前に一世風靡をした、実業家であり複数の商人の顔を持つ「P・Tバーナム」とそれを演じた「ヒュー・・ジャックマン」をご紹介します！

まだ観ていない！という方は若干ネタバレも入ってしまうのでご注意下さい！

ミュージカル映画「グレイテスト・ショーマン」作品情報

『原題』The Greatest Showman

『劇場公開日』2018年2月16日

『製作国』アメリカ

『配給』２０世紀フォックス映画

『監督』マイケル・グレイシー

『キャスト』ヒュー・・ジャックマン、ザック・エフロン、ミシェル・ウイリアムズ、レベッカ・ファーガソン、ゼンデイヤ

グレイテスト・ショーマンあらすじ

19世紀半ばの米国で、失業し貧困に陥った空想家のP.T.バーナム、失敗を繰り返しながらも家族のために奮闘し続ける興行師の男性。

やがて、フリークスと呼ばれる唯一無二の個性を持つ演者を集めたかつてないサーカスを始め人気を集めていきます。

彼らのショーは成功を収めたが、同時に批判家たちは酷評。
なおも彼は、次なる挑戦を続けていきます・・・

そしてニューヨークで「地上最大のショウ」を成功させるべく奮闘します。

「グレイテスト・ショーマン」はサーカス？

劇中、バーナムのショーは人気となり連日大勢の人たちが観に来るようになります。しかし、崇高な芸術しか認めない批判家は新聞で「サーカス大騒ぎ」と批評し、こき下ろします。

バーナムは、その批評家に対し「あなたの言葉を使わせてもらったよ！」と建物の看板を指差します。その看板には「バーナムのサーカス」と書かれています。

その「バーナムのサーカス」の出しものは何かというと、普段は日の当たらない人たちを主役にしてショーをおこなったことです。

バーナムは「他の人たちと違うからいいんだ」と言って、彼らをショーに出して観客を驚かせます。

彼らとは、フリークスと呼ばれる唯一無二の個性を持つ人たちです。

その彼らが、胸を張って歌うのが「THIS IS ME」これが私。

「グレイテスト・ショーマン」実在したモデル

冒頭でお話しした通り、「グレイテスト・ショーマン」は実話に基づいストーリーであり、主人公のP.T.バーナムは実在そた人物です。

数々の失敗を乗り越えた商人の顔とその成功法とは？！

P.T.バーナムとはどんな実在人物？

P.T.バーナムという人物を簡単に説明しますと

• 「幼い頃から商売を始めていたバーナム。」
• 「数々の失敗と見舞われる災難。」
• 「物議を醸しながらも愛された実業家」

バーナムは今から約200年前の1810年・アメリカのコネティカット州で生まれました。日本では江戸時代の頃です。バーナムの実家は宿屋兼商店でした。(映画では父親が仕立て屋の商人)

バーナムも幼いころから商才を発揮。12歳頃は自身の作ったスナックやラム酒を兵士に売って稼ぎ始めました。稼いだ売り上げで家畜を購入していたそうです。

そして21歳で起業し雑貨店を経営します。この雑貨店では宝くじや自作の新聞を販売しており、同時に不動産投機もしていたとのことです。

1830年代のアメリカは空前の宝くじブームであり、バーナムも販売を行いながら宝くじを大量購入していたのでしょうが採算が合わずに失敗。

また大きな失敗をして商店で販売していた自作の新聞「ザ・ヘラルド・オブ・フリーダム」で名誉棄損で訴えられてしまったのです。その結果、バーナムは牢獄行きとなります。

その後のバーナムはニューヨークに移住し、新たな事業を始めますがこれもまた人々の波紋を呼ぶ「ホラ吹き商売」でした。

次なる事業は「見世物小屋」でした。物珍しさをうたって動物やら人やらを披露する舞台のようなもの。

そんな「見世物小屋」でバーナムが最初に披露した人物は、ジョージ・ワシントンの元乳母であった黒人女性「ジョイス・ヘス」でした。彼女は当時161歳を超えていると噂のあった人物です。

バーナムは見世物小屋に出演させるべく彼女を雇い、ジョージ・ワシントンの幼少期の話を観客の前で披露させました。ヘスが亡くなると「公開検死ショー」まで開催。見学料は一人50セント。

検死まで見世物にしておきながら解剖結果は「161歳どころか70歳も超えていない女性」でした。

バーナムはそんな見世物小屋巡業で儲けたお金で更に事業を拡大するべくニューヨーク市にあった「スカダーのアメリカ博物館」を買い取り「バーナムのアメリカ博物館」としてこれまた珍しい各国のコレクションを展示しました。

展示物は人魚のはく製や巨人・小人の写真・ガラス製のスチームエンジンなどなど。

しかし残念なことにバーナムの博物館は二度に渡る原因不明の火災に見舞われ消失してしまいました。しかし、そんな逆境をも利用する彼の商人としての力は衰えることはありませんでした。

「バーナムのサーカス」の花形スター

バーナムの見世物小屋でスターが生まれます。

その名はチャールズ・ストラットン。ショーでは「親指トム将軍」として人気を博します。親指と名付けられたのも彼が小人であるからです。そんな彼の人気にあやかりバーナムの見世物小屋一行はヨーロッパ巡業を行います。

映画のシーンでもありましたが、巡業期間中には英国のヴィクトリア女王にも面会します。

オペラ歌手「ジェニー・リンド」との出会い

そしてそのヨーロッパ巡業で新たな事業に発展する出会いがあります。

出会ったのはスウェーデンのオペラ歌手「ジェニー・リンド」彼女を一目見ただけで「売れる！」と確信したバーナム。

１８３０年代のアメリカではオペラという文化的・芸術的娯楽がなかったためにバーナムもオペラを聞いたことがありませんでした。

「これは売れる！」と感じたバーナムは「スウェーデンのナイチンゲール」としてアメリカでオペラが大人気となります。アメリカで彼女の150もの舞台を演出するという大きな仕事を成し遂げたバーナム。もちろん映画でも重要なシーンの一つとなっていますね。

地球最大のショー

博物館が火災にあってしまったバーナムは「地球最大のショー」と題してサーカス巡業に繰り出します。バーナムは60歳を過ぎていました。

サーカス巡業には専用列車を使い「バーナムのサーカス」をより大きくするために、新たなパートナーであるジェイムズ・ベイリーとともに「バーナム・アンド・ベイリー・サーカス」を立ち上げ世界中を周りました。

スターは人間ではなく6トンもある巨大なアフリカ象の「ジャンボ」。

ジャンボ人気を予測したバーナムはすぐにオリジナルグッズを販売、ポストカードにジャンボ帽子・ジャンボキャンディーなど。そしてやっぱりバカ売れしました。

「崇高な芸術とは人を幸せにすることだ」
(The noblest art is that of making others happy.)（P・T・バーナム）

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映画「グレイテスト・ショーマン」でのP.T.バーナムの名言

「自分の成功は、自分でしか築き上げられないんだ」
（Your success depends on what you do yourself, with your own means）」

「もう明日も迷わない。今夜始めよう
（What’s waited till tomorrow starts tonight.）

 

「僕が君に約束した人生はこんなモノじゃない
（This isn’t the life I promised you）」

 

「みんな違うから輝くんだ」
（No one ever made a difference by being like everyone else)

 

ヒュー・ジャックマンの生い立ち

地元ワールーンガの男子高校ノックス・グラマー・スクール卒業後、シドニー工科大学でコミュニケーション（ジャーナリズム）学士を取得。

大学在学中に卒業認定単位を取得するためにたまたま履修した演劇クラスで演劇の面白さに目覚め俳優を志すことになった。

さらに演技を学ぶためエディス・コーワン大学の西オーストラリア演劇学校に進学、1994年に26歳で卒業。俳優としてブレイクする前の1987年には、イギリスの寄宿制私立学校アッピンガムスクールで体育の補助教員として勤務していました。

最初に外国で知られるようになったのは、1998年にイギリスの王立劇場での舞台『オクラホマ!』で主役カールを演じたことに始まる。この演技はローレンス・オリヴィエ賞にノミネートされ、テレビ用に録画されたDVDがリリースされた。

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