フォークバンド・海援隊で紅白出場を果たし、1977年の映画「幸福の黄色いハンカチ」、
1991年のドラマ「101回目のプロポーズ」や「3年B組金八先生」
などの数々の名作に出演してきた俳優・武田鉄矢さん。
今年で芸歴51年、御年74を数える、押しも押されもせぬ“大御所”です。
武田鉄矢さんは、人生を知り尽くし、人を諭すような役がピッタリですが、
実は、プライベートでは、20年間もウツで苦しまれたといいます。
「年を取ると眠れなくなり、暗いことばっかり考えるんです」
今回の記事は、武田鉄矢さんこと金八先生が”うつヌケ”に成功した理由と70歳のライフシフトについて紹介します。
武田鉄矢が”うつヌケ”に成功した理由 武田鉄矢70歳のライフシフト
【芸能情報】
白山乃愛🩺┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ ୨୧
📺出演情報のお知らせ📣.。:*
୨୧ ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈🍫明日よる9時から放送の
『 #行列のできる相談所 』第3回全国カレー選手権🍛に#白山乃愛 さんと #武田鉄矢 さんが
バディを組んで出演❣️ pic.twitter.com/XynmI4tPjA— iPhone & iMac (@A9Nkx) June 10, 2023
今朝の三枚おろしで名言?
武田さんは、1994年から30年近くにわたり、平日の朝10分間流れるラジオ番組「今朝の三枚おろし」のパーソナリティーを務められています。
この番組は、武田さんが、毎週一つのテーマに絞って、様々な語りを展開していくのですが、
”ヒト”は、まぐれで生き残った弱い生き物だった!
私はすでに”エイジング・ロー” 老人性うつ病だ!
曖昧だから日本人なんだ!曖昧が育んだ日本の歴史!
相手が話している時”うなずく”と話が理解できるようになる!
薬は30%しか効かない
といった具合に、自身の経験から、健康、政治、歴史など幅広いテーマについて語っておられるほか、武田さんおすすめの本や、ためになる本も紹介されており、とても興味深い内容です。
20年間うつ病だった
そんな武田さんですが、2014年10月、バラエティ番組の取材に対して、
40代から20年にわたり、うつ病を患われていたことを明かしました。
それは、1991年、42歳の時、テレビドラマ「101回目のプロポーズ」で主演を務められるなど、多忙を極められていた時期のことで、
体調の変化なんでしょうね。ちょっとうつ病っぽくなって、何をやっても力が湧いてこない。
と、感じ始めるようになり、それが次第に、
考え方が暗くなって、何週間か事務所が休みくれるとこれっきり仕事が来ないんじゃないか、とか。
と、落ち込むようになったそうです。
(ただ、家族や「海援隊」のメンバーには知らせておらず、「海援隊」の千葉和臣さんによると、「最近眠れないってのは言ってた」という程度しか伝えられていなかったそうです。)
ユングの言葉に救われる
そして、2011年には、「大動脈弁狭窄症」という心臓疾患を患って手術を受け、術後5週間入院されると、老いへの恐怖により、さらにどん底へと突き落とされたそうですが、
その際、心理学者ユングの本を読まれていると、
人生は山登りに似ている。登った限りは降りなきゃいけない。登りっぱなしのことを遭難したという。
という言葉を見つけ、感動。
ようやく、武田さんは、この言葉で救われたのだそうです。
妻に手紙
そんな武田さんは、2013年に結婚40周年を迎えられているのですが、その際、妻・節子さんに、
あなたの一番美しかった あの笑顔を 世界でただひとつ思い出せる、それが私です 節子へ 鉄矢より
と、普段は口に出して言えない思いを手紙にしたためられたそうです。
というのも、武田さんは、「大動脈弁狭窄症」の手術を受けたあと、
手術後、お風呂ひとつまともに入れないぼくの背中を流すとき、妻は、ぼくと結婚した21才のときに思ったことを思い出したそうです。“私はいつかこの人のおしめを変える日がくる”と。
彼女はいつも先を見ている人なんですが、その言葉を聞かされたときに、ぼくは妻のすごさを改めて知りました。
と、奥さんのことを見つめ直したそうで、
ぼくたち夫婦は、大まかなところの価値観は合っているけれど、細かいところではずれもある。でも、それでいいと思います。夫婦は、列車でいえば隣同士よりも向かい合わせに座ったほうがうまくいく。
ぼくよりも、はるかに彼女は先の方向を見ています。だから、21才の娘が、ぼくの老後をありありと想像できたのでしょう。
でもね、夫としての役割があるとしたら、ぼくは出会ったときの妻の美しかった姿を、彼女の親以上に鮮明に思い出せることだと思います。それがぼくの役割であり、最大の誇りではないかな。
と、あらためて夫婦のあり方について考えるようになり、節子さんに手紙をしたためられたのだそうです。
武田鉄矢 合気道との出会い
鬱ウツとした気持ちも吹き飛ばしたいし、「よし、道場へ行ってみるか」という気になって
実際に道場へ行きます。
足を踏み入れるとみるみる引き込まれ、あっという間に5年も経過しました。
実際に道場の門を叩いたのは2014年7月です。
50代の頃から合気道には興味があったそうです。
武田さんの合気道の師匠の内田先生から言われました。
道場でも、武田さんより中学生ぐらいの子の方がはるかに上手。
だから分からないことがあればすぐに質問します。
どんなに歳をとっても、学ぶ姿勢を保っていれば孤立しないでいられる。
少しでも参考になれば嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございます。
応援お願い致します。
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