紅白出場を果たした伝説のフォークバンド・海援隊での活躍に始まり、
映画『幸福の黄色いハンカチ』、そして『3年B組金八先生』や
『101回目のプロポーズ』といった名作で日本中を魅了してきた
俳優・武田鉄矢さん。
彼は、芸能生活51年を迎えた今もなお、私たちの心に深いメッセージを届け続けています。
そんな“語りの名手”武田さんですが、実は約20年間にわたって
「うつ病」と闘っていたことをご存知でしょうか?
武田鉄矢さんは、人生を知り尽くし、人を諭すような役がピッタリですが、
実は、プライベートでは、20年間もウツで苦しまれたといいます。
「年を取ると眠れなくなり、暗いことばっかり考えるんです」
今回の記事は、武田鉄矢さんこと金八先生が
”うつヌケ”に成功した理由と70歳のライフシフトについて紹介します。
眠れない夜と暗闇の思考の中で
「年を取ると眠れなくなって、暗いことばかり考えるんです」
武田さんは40代から、長く続く不眠と気力の低下に悩まされていました。
特にドラマ『101回目のプロポーズ』の主演を務めていた当時、
多忙とプレッシャーの中で心が次第に疲弊していったのです。
「このまま何もできなくなるんじゃないか…」
「事務所が休みをくれるのは、もう仕事が来ないってことなんじゃないか…」
そんな不安と自己否定にさいなまれながらも、
家族や仲間にはその思いを打ち明けることはなかったといいます。
【芸能情報】
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心を救った「ユングの言葉」
さらに2011年、心臓の病「大動脈弁狭窄症」で入院を余儀なくされ、
身体だけでなく心も限界に達していた武田さん。
そんな時、偶然手に取ったユングの言葉が彼の心に灯りをともしました。
「人生は山登りに似ている。登った限りは降りなきゃいけない。
登りっぱなしのことを遭難したという。」
この一文が、長く続いた暗闇に一筋の光をもたらしたのです。
妻への感謝と“夫婦のかたち”
武田さんは、2013年に結婚40周年を迎えた際、妻・節子さんへ手紙を贈りました。
「あなたの一番美しかった あの笑顔を 世界でただひとつ思い出せる、それが私です」
彼女は、手術後の介護の中でこう語ったといいます。
「私はいつかこの人のおしめを替える日が来ると思っていた」
それは、先を見据えていた彼女の優しさであり、強さでした。
「夫婦とは、隣同士よりも、向かい合って座ったほうがうまくいく」
この言葉から、人生とパートナーシップに対する深い洞察がにじみ出ています。
合気道で「学び続ける心」を取り戻す
「もう一度、自分を鍛え直そう」と思った武田さんは、2014年に合気道の道場に通い始めました。学ぶ姿勢は、孤独や不安を打ち消し、自信と希望を再び与えてくれたのです。
「どんなに歳をとっても、学ぶ姿勢を保っていれば孤立しないでいられる」
中学生にも頭を下げて学ぶ——その姿勢が、武田鉄矢さんを“うつヌケ”へと導いたのです。
ラジオ「今朝の三枚おろし」での言葉の力
現在も、ラジオ番組『今朝の三枚おろし』で語り続ける武田さん。
「うつ病とは、脳が幸せを感じない病気ではなく、感情そのものが固くなることだ」
その体験から語られるメッセージは、聞く人の心に深く沁みわたります。
最後に
人生の成功の裏にあった、長く苦しい闘い。
しかし武田鉄矢さんは、「学ぶこと」「支えてくれる人の存在」
「自分を見つめ直すこと」で、再び幸せを感じる心を取り戻しました。
あなたが今、つらさの中にあるのなら——
武田さんの物語が、きっとあなたの支えになるはずです。
少しでも参考になれば嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございます。
応援お願い致します。
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