あなたは運がいい人でしょうか、それとも運が悪い人でしょうか?
そもそも「運なんて関係ない!」と言う人もいるかもしれませんね。
さて、「運」というのは目に見えない不思議なものです。
同じ人間なのに運がいい人と悪い人に別れるのも不思議といえば不思議です。
その不思議な「運」というものを研究した人がいます。その名は、リチャード・ワイズマン博士。
彼は数え切れないほどの「自分は運が良い!」「自分は運が悪い・・・」という人たちと会い、研究を重ねてきました。そうして得た結論は運の良い人にはある法則があるといいます。
そこで本日は運の良い人の法則をもとに、運が悪い人の特徴をご紹介し、運が良い人になり強運を得る方法を、芸人の欽ちゃんこと「萩本欽一さん」から学ぼうと思います。
運が悪い人の特徴
運が悪い人=マイナス面しか見えない
車で移動中に事故を起こし、足を骨折してしまった!
こんなときあなたはどう感じるでしょうか?
- 「足を折って満足に仕事もできない。おまけに事故の手続きもあるし・・・。ついてないなぁ」
- 「足を骨折しただけで済んで良かった!仕事もゆっくり休めるし♪」
少し極端かもしれませんが、だいたいこの2パターンに分かれます。
そして特徴的なのが、「自分は運がいい!」と思っている人は圧倒的に後者のように感じ、
「自分は運が悪い」と思っている人は前者という結果になっています。
物事の良い面を見よう!とか何とかよく言われますが、
そんなことを全く意識しなくても自然とプラスに考える人達が実際にたくさんいます。
それが運の良い人です。
運が悪い人たちはその真逆。
不幸のプラス面には一切気づかず、被害を受けたことだけしか意識していまません。
運が悪い人=とらわれずぎ
心配症の人はかなり狭い範囲に意識が集中しがちで、
自分のまわりにあるチャンスを見逃しやすい。
このことがよく分かる実験があります。
被験者たちに新聞を渡し、その新聞に掲載されている写真を全て数えてもらいます。
きちんとすべて数え終わった人には幾らかの報酬がもらえるという条件付きです。
もちろん全員が一生懸命写真を数え出します。
しかし、ここで次のような仕掛けを用意してあります。
新聞の1面をめくった次のページに大きく、
「この広告を見た人はすぐに写真を数えるのをやめて、申告して下さい。申告した人には賞金を差し上げます」
という新聞広告が掲載されているというものです。
結果として申告した人はゼロでした。
つまり誰もが写真を数えることに夢中になって、新聞広告には誰も目をとめなかったのです。このように肩の力が入ってしまっていると目の前のチャンスを逃しやすくなります。
そして運がいい人ほど普段からリラックスして色々な事を意識しているおかげで、自分のまわりにある偶然に気が付きやすいということです。
運が悪い人=短期的な結果だけしかみない
運の良い人は長い目で人生をみることができます。
こんなエピソードがあります。
あるスポーツ用品店に泥棒が入りました。仕入れたばかりの商品をゴッソリ持っていかれて店をたたむかどうかという状態に陥ります。
しかし、ここで腐っていてもしょうがないということで、寝ずに考えた結果、さらに商品を仕入れて、売り切り、盗まれた商品代を返済をしようという奇策でした。
それが見事に当たります。
商品は飛ぶように売れましたが長くは続きませんでした。
それをよく思わない他のスポーツ用品店からの批判などで、
問屋やメーカーはそのスポーツ用品店に商品を卸してくれなくなったのです。
商品を仕入れることができなければ何もできません。
再び窮地に陥ったその店主はクヨクヨ落ち込む暇もなく
「商品がなければ作ればいい!」ということで
プライベートブランド(PB)商品を作りはじめました。
そしてPB商品が大ヒットし、誰からも文句を言われないぐらいのブランドに成長していったのです。この泥棒に入られたお店の名前は「アルペン」。
これはスキーで有名なブランド、アルペンのお話です。
泥棒に入られた状態で結果を受け入れていたら、他のスポーツ用品店たちの攻撃で商品を仕入れることができない状態を受け入れていたら、このような結果にはなっていなかったでしょう。
最初から運が悪いと諦めがち
「自分は運が悪い」と思っている人は、何をするときにも最初からあまり期待を持った行動をしません。
どうせ悪い結果にしかならないからと、むしろ行動も起こさないことが多いのです。
新しい仕事を始めても失敗するだろう、好きな人にアピールしても気がついてもらえないし失恋するだろう、試験を受けても落ちるだろう、そう思って最初から諦めてしまうことで、自分から幸せになれるチャンスを放棄してしまっています。
当たり前のことですが、幸福は立っているだけで舞い込んでくるものではありません。
運が悪い人は開運のための努力を放棄してしまっていることが、幸せを感じられない大きな要因になっていることに気がつけないのです。
誰もが何かをするときには不安を持っているものですが、その不安を乗り越えなければ運は巡ってきません。
運が悪い人=物事のマイナス面しか意識しない
物事というのはさまざまな側面から見ることができます。悪い面ばかりを見てしまう人は、運が悪いと感じやすくなるのです。
たとえば取り返しのつく範囲で思いがけない失敗をしてしまったときに、注意散漫な自分を責めたり叱られてしまったショックばかり引きずってしまうタイプと、反省した後に修正が利く範囲の失敗でよかったとホッとする人がいます。
運の悪さや嫌なことを後に引かせないのが後者ですが、前者は自分がしてしまった悪いことばかりしか見ることのできないタイプで、何かが起こるたびに不運を嘆くことしかできません。
基本的にマイナス思考なのです。
物事というのは必ずいい面と悪い面がセットになっていて、どんな不運でもどこかしらに救いがあります。
そこを知ろうとするかしないかで「運の悪さ」に対する自覚度合いが違ってくるのです。
運が悪い人=すぐに結果を出そうとする
運が悪い人というのは、物事の結末を短期的な視点でしか図ることができません。
長い目で見ることができれば、運の悪い出来事も長い人生のうちの一つの穴に過ぎないことがわかりますが、不幸な出来事に対してすぐに結果を見てしまうため、それ以上の対策を練ろうとはしないのです。
そうした考えかたをすることから、運が悪いことを自覚しているタイプは長期的な利益を見込んだ投資をすることができないタイプでもあります。
いつか役に立つかもしれないからと勉強をしたり自分を磨くための自己投資をすることができず、したとしても「実るかどうかわからないことにお金がかかってしまった」という短期的な損にばかり注目をしがちです。
「将来、この努力が何倍にもなって自分に返ってくる」という考えかたができないのです。
その結果、大きな幸せを逃してしまっています。
運が悪い人=自分の利益ばかりを追う
したことに対して見返りを求める、利益を追求することは当然のことではありますが、運の悪い人というのは自らのことばかりに目が行ってしまい、自分の周りの人や所属している集団の利益を見ることができません。
自分だけが得をしようという考えを持っていると、他人が不幸になることに鈍感になってしまうのです。
得をすると運がよかったと感じやすくなりますが、そのために不利益を被ってしまった人がいれば悪い印象を持たれることを否定できません。
そうするといざ自分が不運に見舞われたときに手助けしてくれたり、一緒に頑張ろうとしてくれる人がいなくなってしまいます。
結果的に運を上げるために協力してくれる手を逃すことになってしまい、幸運が逃げていきます。
運は周囲の人からももたらされるものでもあって、自らの利益ばかりを追求して他人を蔑ろにする姿勢は、その運をなくしてしまうのです。
1970年後半~1980年代前半、「欽ちゃんのどこまでやるの!」「欽ドン!良い子悪い子普通の子」などの冠番組の合計視聴率が100%を越え、「視聴率100%男」と称された、萩本欽一(はぎもと きんいち)さんですが、
実は、萩本さんは、「運」をとても大切にされていたといいます。
欽ちゃんこと「萩本欽一」さんの運の良い人になる方法
運がよくなる方法を伝授?
萩本さんは、
運がよくなる方法をみんなに伝えるのも僕の仕事
と語っていて
2011年著書の「欽ちゃんのダメをやって運をつかもう !!」
「ダメなときほど運はたまる ~だれでも「運のいい人」になれる50のヒント~」
2012年「負けるが勝ち、勝ち、勝ち! 」
2015年「続・ダメなときほど運はたまる (廣済堂新書)」
2017年「運が開ける欽言録」
など、運がよくなるための著書を発行していますが、
僕は運だけで生きてきたんだ。だから運については一家言(いっかげん)あるの
と言うほど、運をとても大切にされてきたのです。
欽ちゃんは「強運の持ち主」を採用する
萩本さんは、番組のオーディション終了後、
今回は強運の持ち主が欲しいんだよね
1時間後に家に電話して、一番早く出た奴を採用する
と、言われたそうです。
欽ちゃんの「運」にまつわる名言
それでは最後に、萩本さんの「運」にまつわる名言をいくつかご紹介しましょう。
運って、みんなが平等に同じように持ってて、みんなが同じように使える。ただ、運を使えないって人はいる。意地悪だったりずるかったり、がっつくってとこには運はこない。
みんなが平等に運を使ったら、こんなに世の中辛かったり悲しいはずがない。ずるかったり意地悪な人が多いんだと思いますよ。
人生における運と不運の配分は50%ずつ。だからダメな時、つらい時には、その裏で確実に運がたまっている。つらさが大きければ大きいほど、その先にでっかい運がやってくるの!
運って、追っかけると逃げていくの。恋愛に近いかな。惚れてるって言うとさ、(相手が)どんどん逃げてく感じがしない? まさに運はがっつかずにじっと待つ。追ったら運はつかめない。
僕の人生の中で、運って真正面から来たことがないの。「これがしたい」っていう仕事は来たことがない。いつも嫌な仕事ばっかり来るわけ。でも「嫌だ」って言えないからやると、次の大きな仕事にぶち当たるっていう。
とのことです。是非、活用して運気を上げたいものです♪
最後までお読みいただきまして
ありがとうございました!
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