
ビートたけしが下積み時代にいた浅草には、
いろいろな伝説の男たちがいた!

ビートたけしが見た、浅草の伝説の男たちって
どんな人たち?
そんな浅草の伝説話を聞きたいなぁ〜
そんな疑問にお答えます。
ビートたけしが見た!浅草ターザンなどの浅草の伝説の名物男たち【浅草キッド時代】
お笑い界のレジェンドにして世界的映画監督、ビートたけし。
その輝かしいキャリアの原点は、浅草のストリップ劇場「浅草フランス座」
にありました。昭和の浅草には、たけしをも唖然とさせた
“伝説の名物男たち”が大勢いたのです。
今回は、そんな浅草キッド時代にビートたけしが遭遇した、
**抱腹絶倒の“人間名物図鑑”**をお届けします。
街の常識を軽々と超えていった4人の奇人たちをご紹介!
🎤 たけしを育てた浅草という街
1972年、浅草フランス座でエレベーター係として働き始めたたけし。
芸人・深見千三郎に見出され、芸の世界へ足を踏み入れます。
高度経済成長とカオスが入り混じる浅草という街が、彼の芸風を形作ったのです。
変人・奇人・天然素材……
どれも一見バカバカしいけれど、どこか人情があって、哀愁がある。
そんな浅草の伝説が、たけしという才能の肥料になったのでしょう。


🌴 伝説その1:パンツ一丁の男神「浅草ターザン」
たけしが浅草で最初に度肝を抜かれたのが、
パンツ一丁でロープ片手に「ア〜アア〜!」と叫びながら走り回る男、
その名も浅草ターザン!
「腹減ってるのか?何か食うか?」と声をかけると──
「ターザン、バナナしか食べない!」
「服着なよ、寒いだろ?」
「ターザン、風邪ひかない!」
──おい、野生すぎんだろ!?
秋になってもパンツ一丁で「風邪ひかない!」と強がっていた彼。
だが冬、観音裏で力尽き、天に召されたという……。

🎬 伝説その2:スクリーンぶった斬り「銀幕破りのセイちゃん」

お次は、裕次郎を命がけで守った(つもりの)男、
メリケンの政=銀幕破りのセイちゃん!
石原裕次郎ファンすぎて、映画館で裕次郎が撃たれそうになると、
マジの刀を持って登場。
「裕次郎、危ないッ!!」と叫びながら、スクリーンに突進!
そして刀でスクリーンをザックリ!
──ああ、銀幕が……そして裕次郎ごと切ってしまった。
責任を感じたセイちゃん、「指を詰めて詫びる」とまで言ったそうですが、
そもそもお前が切ったのはスクリーンな。
🎭 伝説その3:隅田川のサバイバー「オペラの重三(ジュウ)ちゃん」

一匹狼・ジュウちゃんは、店員の態度が悪いとデパートで
「怒りのウンコ絵巻」を展開したり、一人でヤクザにケンカを売ったりする強者。
ある日、ヤクザに逆ギレされ、「ゴザですまき」にされて隅田川にドーン!
しかし彼、手足を縛られながら**背泳ぎで奇跡の生還!
**貸しボート屋まで流れ着き、朝にはロープを噛みしめながら助けを待っていた。
ボート屋「どうしたの?」
ジュウちゃん「た…」
川の向こうから「すけて〜〜!」と聞こえたらしい。
もう芸術の域。
🤖 伝説その4:タトゥーでアニメ化「浅草のアトム」

最後は“歩くアニメ”こと、浅草のアトム。彼の頭はハゲ……
じゃなかった、ツルツル。
そしてなんとその地肌に**「鉄腕アトムの髪型」の刺青**が!もみあげまで完璧!
さらに「悪」と彫った額、指の断面には「般若の面」。
そしてたけしが「シャチハタネーム」と茶化したら、
──浅草中を追いかけ回された!
極めつけは、「ち●ち●に蟻を彫ってるんだ!」とドヤ顔。
「尿道から出てくるように彫るんだぞ!」という聞いてもいない痛々しい情報まで披露。
街中でち●ち●の話を熱弁するアトム。
これぞ、真の浅草名物
北野武の下積み時代
ビートたけしプロフィール
1972年の夏、高校時代によく遊んでいた浅草に行くと、浅草のストリップ劇場「浅草フランス座」で「エレベーター番募集」の張り紙を見て応募。「浅草フランス座」のエレベーターボーイとして働きはじめた。後に、たけしさんは、
ジャズ喫茶でバイトしているとき、新しい芸術の波が起きていて、仲間が新劇とか映画監督の若松孝二のとこに行ったりして…。それ見て、俺も何かやんなきゃいけないかなって思った。
そのときは映画なんか興味がなかったから、高校時代に遊んでた浅草に行ったんだ。そしたら、演芸場の浅草フランス座を持ってる会社に“エレベーター番募集”って書いてあって、バイトで入っちゃった。
と、芸人を目指すようになった経緯について明かされています。「浅草フランス座」でエレベーターボーイとして働き始めた、ビートたけしさんですが、そこの経営者であり座長でもあった、芸人・深見千三郎さんに気に入られ、いよいよ芸人としての下積みがスタートします。
手元にある昭和35年10月の「実話読物」の白黒グラビア4ページで浅草フランス座の舞台稽古風景を追った特集「真夜中にうごめく美女たち」。浅草フランス座が今の浅草演芸ホールのある1階から今は東洋館のある4階に移って約1年後。萩本欽一は階下の東洋劇場に居た。#フランス座 #萩本欽一 #浅草 pic.twitter.com/3JDEdKgjG2
— 西条昇の浅草エンタメ散歩 (@saijoasakusa) April 6, 2022
ビートたけしの著書「フランス座」にこの浅草の伝説の男たちが語られれいますよ!
ビートたけし生い立ちを知ることができ、あなたに元気を与えます!
舞台は戦後から高度成長期に沸く東京。
たけし少年の初めての記憶から、オリンピックを経て、
学生運動の気運高まる時代の中、新宿を彷徨っていた大学時代まで。
突き刺さるノスタルジーと青春のモラトリアム…。
人間の本質に迫る私小説!
📚 まとめ:変人こそ、街のエッセンス
現代の浅草ではなかなかお目にかかれない“超個性派”たち。だけど、こうした人たちが街にいたからこそ、浅草には“味”があり、“物語”がある。
ビートたけしが世界的な才能として花開いたのも、こうした「笑って泣けるリアル」を肌で感じたからかもしれません。
ビートたけしを作って着た浅草の人々でした。
ビートたけしの下積み時代前は漫才志望ではなかった!浅草キッド時代
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少しでも参考になれば嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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