アルベルト・アインシュタインはピアノ愛好家だった!!
アルベルト・アインシュタインはドイツ生まれの世界でもっとも有名な物理学者です。
物理学の常識をくつがえして、現在の物理学の基礎となるような重要な発見を幾つも発表し
「20世紀最高の物理学者」とも呼ばれています。
アインシュタインは物理学者としては有名ですが、
実はピアノやバイオリンを奏でる音楽家でもあるのです。
今回の記事では、アインシュタインの音楽家として顔に迫ります!
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アインシュタインは音楽家
ピアノを弾いているアインシュタインの姿です。 アインシュタインは、
ピアノがとても好きで、少年時代から生涯にわたって ピアノを弾いていました。
アインシュタインの妹(マヤ・アインシュタイン)、母親(パウリーネ・アインシュタイン(旧姓:コッホ))も ピアノ愛好家であったことも、彼のピアノ好きに影響を与えた、と言われています。
また、よく知られているように、 アインシュタインは、バイオリン愛好家でもありました。
幼い頃から音楽に親しんでいたアルベルト・アインシュタインは、
「もし、科学に人生を捧げていなかったら、音楽家になりたかった」と後に語っています。
「もし、物理学者でなかったら、おそらく音楽家になっていただろう。
私は、よく音楽の中で考える。白昼夢も音楽で見ている。
私は自分の人生を音楽の観点から見ています…私は人生のほとんどの喜びを音楽から得ているのです」
アルベルトの母親パウリーネ・コッホは、音楽家であり、幼い時代の彼に音楽の勉強をするように促しましたが、5歳の時、将来のノーベル賞受賞者は動じなかったそうです。
13歳の時、モーツァルトのヴァイオリン・ソナタに出会い、独学でヴァイオリンを弾くようになり、音楽に目覚めたのでした。
アインシュタインは、モーツァルトに加え、バッハの熱狂的な大ファンとして知られていて、
「2つのヴァイオリンのための協奏曲」をよく演奏していました。
アルベルト・アインシュタインがヴァイオリンの才能に恵まれていたことをご存じの方は多いはずですが、2番目の妻エルザは、物理学者と恋に落ちたのは、彼の弾くモーツァルトの演奏が崇高だったからだと明かしています。
また、アルベルト・アインシュタインは、モーツァルト、バッハの他に、
ヴィヴァルディ、シューベルト、スカルラッティ、アルカンジェロ・コレッリなどをはじめとするドイツ、オーストリア、イタリアの古典派やロマン派の作曲家を好んで演奏していた。
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物理学=音楽は共通する
アインシュタインは、これまで歴史上多くのパイオニアにインスピレーションを与えてきましたが、彼自身の概念的思考の発展において、音楽というのは、非常に特別な役割を果たしていました。
その生涯において、ヴァイオリン、ピアノ、更に、晩年、エレキギターを演奏していたともいわれるアインシュタインの音楽へのたゆまざる愛情は、単なる物好きなどでなくて、彼の世界観や宇宙観を形成する永続的な情熱だったのです。
アインシュタインが物理学を深める背景の裏には、つねに芸術的・音楽的な感性があったのです。
アインシュタインは、次の言葉を残しています。
「音楽に対する情熱と同じ情熱を、 科学に対して持たないならば、 科学を 真に研究することはできない」 「科学と、芸術と、宗教は、 同じ一本の幹から生じている」
アインシュタインと奈良ホテルのピアノ
奈良ホテルの1階の応接室「桜の間」には、アインシュタインが1922年にこのホテルを訪れた際に弾いた、米国ハリントン社製の古いアップライトピアノが展示してあります。
(普段は触れることはできないピアノです)
このピアノの側に、アインシュタインが当時この奈良ホテルで演奏している時の
写真が飾ってありますが、「寒い冬のある日、外からホテルに戻った彼は、
コートも脱がずにそのままこのピアノに向かい弾き出したそうです。
ちょうど彼がノーベル賞を受賞したのもこの頃で、世間から最も注目を浴びている時だったので、
もしかしたらこのピアノを弾く時間が、彼にとってほっと一息つける一時だったのかもしれません。」
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少しでも参考になれば嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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