お願い事をするだけで好感度アップ!「ベンジャミンフランクリン効果」とは?
ベンジャミン・フランクリンという人物をご存知ですか?
彼は凧を上げて雷が電気であることを証明し、避雷針を発明したことで有名な学者です。
ほかにもロッキンチェアーや遠近両用メガネを発明したり、政治家になったりなどでアメリカの父と呼ばれ、現在の100ドル紙幣に彼の肖像が描かれています。
このベンジャミン・フランクリン氏が「ベンジャミン・フランクリン効果」を提唱しました。
このエピソードから、ベンジャミン・フランクリン効果と名付けられました。
If you would be loved, love and be lovable. 愛されたいなら、愛し、愛らしくあれ。 - Benjamin Franklin (ベンジャミン・フランクリン) - pic.twitter.com/De28KSxNbj
— リサ (@N_Risachan) November 2, 2022
このプロセスは、ほとんど無意識に行われます。
恋愛漫画やドラマでも、似たようなシチュエーションを見たことがありませんか?
好きだから行動を起こした、と思いがちですが、実は逆なんです。
行動を起こしたから、好きになったというわけです。
そこで今回の記事は、このベンジャミン・フランクリン効果を使って、好かれる人になる方法や恋愛を有利に進める方法についてご紹介しましょう。
ベンジャミン・フランクリン効果:気になる相手に試してみよう
ベンジャミンフランクリン効果を使うと、苦手な相手にでも、好感を持ってもらえることが分かりました。
もちろん、この効果を利用して、気になる相手の自分への印象を、プラスの方向へ向けることも可能です。
甘え上手な人がなぜかモテるのは、ベンジャミンフランクリン効果を上手く利用しているからです。頼られた相手は、お願い事をされることによって、自分の価値が上がったような気がして嬉しくなります。
そして、嬉しくなったのは相手が好きだから、と考えるのです。男性は特に、「好きな相手のために何かしてあげたい」という欲求が強い傾向があります。
ですから、ベンジャミンフランクリン効果が抜群に効きます。
ベンジャミンフランクリン効果を使うときのコツ
頼み事は、「分からないところを教えて」「ちょっとペンを貸して」など、小さなことで構いません。
相手が忙しくしていて、余裕がないときは逆効果になってしまうので、避けましょう。
また、自分でも簡単にできるようなことを頼むのは、不信感を持たれる可能性があるので注意してください。
相手に余裕があり、「やってあげようかな」と心が動きそうな瞬間に頼みましょう。
そして、相手が得意なことを頼むようにしましょう。
ベンジャミン・フランクリンはペンシルベニア州議会の場で、あまり仲のよくなかった議員を味方につけたいと考えました。
ベンジャミン・フランクリンの場合は、相手が読書家だったこともあり、希少な本を借りるという作戦に出ました。
親切にして好意を得るのではなく、「珍しい本を持っていると聞いたので、貸してほしい」と切り出したのです。本当は、彼の持っている本には全く興味がなかったそうですが。
その後、議員の彼に対する態度が優しく親切になりました。
ベンジャミン・フランクリン効果:なぜ親切にした相手を好きになるのか
親切にしてもらったから好きになるのではなく、親切にしたから好きになるというのは、意外な気がしますよね。なぜこんなことが起こるかというと、人は、自分が抱いている「感情」と「行動」に食い違いがあると我慢ができない、という心理があるのです。
ですから、「あまり好きではない(マイナスの感情)」相手に「親切にする(プラスの行動)」という状況が起こると、どちらかを修正しようとします。でも、やってしまった行動を修正することはできません。ですから、感情の方を変えようとするのです。
頼みごとをされる→あまり好きではない相手を助ける→感情と行動に食い違いが起こる→自分の心を修正して、「相手を助けたのは、相手に好意を持っているから」というふうに考えが変わります。
このプロセスは、ほとんど無意識に行われます。
恋愛漫画やドラマでも、似たようなシチュエーションを見たことがありませんか?
好きだから行動を起こした、と思いがちですが、実は逆なんです。
ベンジャミン・フランクリン効果の具体例
ではいくつか具体例をみていきましょう。
- ペンを貸してもらえますか?
- 教えてくださいよ〜
- そのリンク送ってもらえますか?
例1:ペン・紙を貸してもらえますか?
ペンと紙を持ってきていないフリをして、ペンを貸してもらうのはアリですね。
もしも、相手が持っていなかったとしても、もう一度自分のカバンを探して「あ!ありました!」って言ってしまえばリスクはないので。
あざといですが、これも戦略の1つと言えるでしょう。
例2:なんですかそれ?教えてくださいよ〜
会話をしている中で、自分が知らないことに出くわすことってありますよね?
そんな時は、知ったかぶりをせず、正直に知らないことを伝え、教えてもらった方が得策です。
たとえば、オータニはゴルフのことが全く分からないのですが、相手の趣味がゴルフであれば、
「ゴルフってやったことないんですよね〜。どんなところが面白いんですか?教えてくださいよ〜」と質問をするのです。
例3:そのURL送ってもらえますか?
たとえば、好きな本の話をしていて、オータニが相手が読んだ本に興味を持ったとします。
そこでそんな時はこうしましょう。
「その本の表紙ってどんなやつですか?もしよかったら、そのURL送ってもらえますか?」と本の情報を送ってもらうようにするのです。
結論:ベンジャミン・フランクリン効果
知識に投資することは、常に最大の利益をもたらす。
ベンジャミン・フランクリンpic.twitter.com/5nG9Eae52c— 前向きな言葉 (@maemukikotoba1) November 1, 2022
行動と一致した態度を取るようになる心理
例:助ける→好意
別の言い方をすると、行動と矛盾した態度を取りにくいという言い方もできます。
- お願いを聞く(行動)
↓ - 好きになる(態度)
- 助ける(態度)
↓ - 好きになる(態度)
このように、“助ける”という行動と矛盾しない“好きになる”という態度を取るようになるのです。
ある方程式を使うことで、快く助けてもらえるようになります。
それは、「能力を褒める+助けを求める」です。
他者に助けを求めること、他者を助けること、これらにデメリットはないということを理解してもらえたでしょうか?
なので、これからは「積極的に助けてもらう!助ける!」という精神を持っていきましょう。
最後までお読みいただきまして
ありがとうございました!
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コメント
いつもお世話になってます😄
ベンジャミンフランクリンさんって、こんな人だったんですね。勉強になりました😊
いつもフォローありがとうございます🥰 職場でも、この効果を使って後輩のフォロー頑張って行きます
ありがとうございました