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紅茶の歴史とダージリンティーがもたらす効果とおすすめの飲み方

紅茶の歴史とダージリンティーがもたらす効果とおすすめの飲み方教育
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ゆず子
ゆず子
ダージリンティーのオススメの飲み方を教えて!
TOM
TOM
ダージリンティーの歴史を知ると
さらに美味しく飲めるよ!
ゆず子
ゆず子
歴史によるとインドからダージリンティーを
持ち帰った人物がいたんだでしょう?

 

こういった疑問に答えます。

 

紅茶の歴史とダージリンティーがもたらす効果とおすすめの飲み方

近代日本の茶葉に生きた 多田元吉!

 

インドのダージリンに到達した、日本人第1号の多田元吉の心中は、追い詰められたものでした。

「紅茶作りのイロハを、何としても日本へ持ち帰らねばならない・・・」

今回の記事は、日本にダージリンティーを持ち帰り茶葉を育てた
多田元吉についてまとめました。またダージリンティーの効果と
オススメの飲み方について紹介します。

■この記事を読んでわかること
・多田元吉 はるかなるダージリンへ
・ダージリンティーはどんな紅茶?特徴
・ダージリンティーのオススメの飲み方
ダージリンティー

ダージリンは世界三大銘茶の一つ

世界三大銘茶は下に記載している3つの地域で生産された紅茶を指します。それぞれ産地に歴史があり、紅茶の品質が良く、風味に特徴があります。

・インド:ダージリン
・中国:キーモン
・スリランカ:ウバ

ダージリンはインドの北東部に位置するダージリン地方で収穫されます。ヒマラヤ山麓の標高2,000メートルを超える高地で育ち、独特の香りや味わいが感じられます。

ダージリンは特有のフルーティーな香りから、「紅茶のシャンパン」とも呼ばれています。爽快感のある引き締まった渋み、深いコクのある味わいが特徴です。

収穫時期によって香りや味が変化するので、シーズンごとに楽しむことができます。

和紅茶、ダージリン、アッサム飲み比べ!朝日カルチャーセンター ...

 

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多田元吉、はるかなるダージリンへ

Free Tea To Water photo and picture

明治9年(1876年)5月、「紅茶作りのイロハを、何としても日本へ持ち帰らねばならない」・・・多田元吉は痛々しいまで思いつめていました。

幕末、欧米列強にむりやり開国されたに等しい日本には、
海外と対等に貿易しうる商品がないにちかかった。
かろじて外貨を稼いでくれていたのが、お茶と生糸だったのです。

日本の緑茶は開国以来、まずまずの輸出の好調さをみせていましたが、
英国人たちがたしなむ紅茶は、それまでの日本にはなく、
国産の紅茶作りを悲願とした明治政府は、懸命にこれまでにも清国から
技術者を招いて教えを乞い、中国式紅茶製造を試みてきましたが、
できあがった品質はいまひとつで、欧米諸国の評判はあまりよくありませんでした。

明治政府内務卿・大久保利通は、内務省勧業寮の役人・多田元吉に対し
「なんとしても、国産の紅茶を成功させよ!」と厳命されていました。

 

Free Tea Teacup photo and picture

世界第3位の高峰カンチェンジュンガ(8,580メートル)がそびえ立つ絶壁を縫うようにして、
馬や牛に乗りながら、多田元吉はようやくダージリンに到着しました。

この地名はチベット語で「雷電の土地(ドルジェ・リン)」の意味。英国植民地時代は、高級避暑地であったが、脱走した英国軍人によって茶の栽培がはじめられ、明治維新の頃には7万キロ前後の茶を生産し、一種のブランドとしても確立していました。

多田は出張日記の中で、標高2千メートルのダージリンの山腹からふもとにかけて、
その高低差に特有の霧、朝夕の寒さと日中の暑さ(気温差)などが、この名茶の独特の香りを醸成しているのだろうと推測しています。

多田は、「はたしてダージリンティーが、日本で作れるだろうか?・・・」と
不安になりつつ、現地のジャクソン式揉捻機を許可をもらって懸命に模写しました。

多田元吉が発明した緑茶用籠焙炉(かごほいろ)

 

多田はインドから持ち帰った種子による苗を改良し、多田式インド雑種、多田系アッサム雑種などを作り、紅茶の品種改良を進める一方で、インドから持ち帰った紅茶製造用の炉を応用工夫して、自らが発明した緑茶用籠焙炉(かごほいろ)で緑茶の品質向上を図りました。

製茶用揉捻機もかつてダージリンでのスケッチをもとに開発をしました。

 

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ダージリンティー味の特徴

Free Beverage Black Tea photo and picture

ダージリンにも1年間に3つのクオリティーシーズンがあり、それぞれ違った味わいを楽しむことができます。

 

・ファーストフラッシュ(春摘み)

3~4月には茶樹が一斉に柔らかい新芽で覆われます。この時期の収穫量は少なく、高値で取引されます。茶葉の外観は浅緑っぽく、水色はオレンジ色をしています。爽やかで若々しく、力のある香りを持ち、ほのかに渋みを感じます。ストレートティーで味わうのがオススメです。

 

・セカンドフラッシュ(夏摘み)

5~6月に収穫される葉は多少しっかりとしてきます。濃い霧に包まれて育った茶葉は、全体のバランスが良く、味・コク・香りともに最も充実した最高級品となります。水色は明るく、やや濃いめのオレンジ色。スッキリとした渋みとコクがあり、「マスカットフレーバー」(マスカットぶどうのような香り)と呼ばれる爽やかな香りは格別です。ストレートティーでダージリン特有の香りを楽しむのがオススメです。

 

・オータムナル(秋摘み)

10~11月頃の茶葉は厚くしっかりとしていて、味には適度な渋み、深く穏やかな味わいが感じられます。水色はやや赤みがかった濃い色になります。ミルクティーがよく合います。

 

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ダージリンティーのおすすめの飲み方

〈ストレートティー〉

ダージリンティーをもっとも美味しく味わうにはストレートがオススメです。ダージリンティーならではの繊細な香りを楽しむには何も入れずに本来の味わいを感じて下さい。

美味しい淹れ方

水道水を強火で沸騰させます。ティーポットは素早く洗い流して温めます。ティーポットに茶葉を入れ、沸騰した熱湯(95℃)を少し高めの位置から注ぎます。2分30秒~6分ほど蒸らしたのち、最後の一滴までティーカップに注いで下さい。

 

紅茶のゴールデンルールを知っていますか?

 

紅茶を美味しく淹れるポイントとして上げられる「ゴールデンルール」というものがありますので紹介しますね。

紅茶が本来持っている香りや風味を十分に引き出すために生まれた「基本のルール」のことです。これは紅茶大国イギリスに古くから伝わるもので、紅茶好きであればぜひ知っておきたいポイントです!

1.品質の良い茶葉を使用する

美味しい紅茶を淹れるには、茶葉の鮮度が大切です。古くなった茶葉で淹れた紅茶は、やはり味や香りが落ちてしまいます。開封して一ヵ月以内の茶葉を使用するのが良いと言われています。

 

2.温めておいたティーポットを使用する

沸騰したての熱湯を使っても、ティーポットが冷たいままだと一気にお湯の温度が冷めてしまいます。事前にティーポットに熱湯を入れて温めておくことで効率よく紅茶を淹れることができるのです。

また、ティーポットは蓋がるもので、鉄製以外のものが望ましいです。

 

3.茶葉の量をしっかり量る

使用する茶葉の量は紅茶の種類によって多少の差があります。一概に何グラムとは言えませんが、一般的には「ティーカップ1杯分で3~4g」とされています。

適切な量の茶葉を使用することで丁度いい風味を目指します。

 

4.汲みたての水道水を沸騰させて使用する

美味しい紅茶を淹れるためには「空気をたくさん含んだ水」を使用するのが最適だといわれています。汲みたての水道水にはたっぷり空気が含まれており、日本の水道水はほとんどが紅茶に向いている軟水なので紅茶を淹れるのにピッタリです。

 

5.蒸らし時間をきっちり計る

蒸らし時間は茶葉の種類によって異なりますので、その茶葉に合った蒸らし時間を計るようにしましょう。また、蒸らしている間は冷めてしまわないよう「ティーコージー」をかぶせて保温すると尚良いでしょう。

 

まとめ

ダージリンは収穫時期によって違った香りや味を楽しむことができます。

飲み方や入れ方を変えることで甘みや渋みを自分好みに調整できるのも魅力です。
お気に入りのダージリンをみつけてみてください。

少しでも参考になれば嬉しいです。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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