失敗の法則ってあるの?
そんな疑問にお答えします。
「仕事で成功する人の法則はわからないけれど、仕事で失敗する人はわかる」
これは12年間コカ・コーラを経営しコカ・コーラシステムを活性化させた
ドナルド・R・キーオ氏の言葉です。
挑戦や努力をしていれば「失敗」「後悔」はつきものです。そんな時に、できる人はどう乗り越え、力に変えているのか
今回の記事は、「失敗の法則」と仕事で失敗する人の特徴や共通点をご紹介します。
失敗の法則の結論
有能な人物たちには共通点があります。
それは「たくさん失敗していること」です。
ユニクロの柳井 正さんの著書『1勝9敗』を読むまでもないことです。
また、成功者に法則はないけれど、大きな失敗者には必ず共通する法則があると言います。
それは「失敗の原因・問題を人のせいにする習慣がある」ことです。
「言い訳」をして逃げてしまうのです。
あのカルロス・ゴーンが日本に初めて来た時に残した言葉が
「いつも失敗の口実を探す。これが日産のいちばんの敵だ」でした。
これが成功者の考えることです。
私の尊敬する松下幸之助さんは、成功したければ、成功するまであきらめなければよい、
と言っておられました。
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この言葉を、成功した人だからそんなことが言えるんだ、
と思う人がいたらそれは大きな間違いです。
あきらめなかったから、あきらめるなと常に自分に言い続けたから、成功できたんです。
「転んだら起きなはれ」です。
以前、ホンダには『失敗コンクール』と呼ばれるものがあって、あと一歩で失敗し、その技術を世に出せなかった人に賞が贈られる、と聞きました。
その理由は、創業者本田宗一郎が生前よく口にしていた
「9つ失敗した人と無傷の人がいたら、採用したいのは9つ失敗した人だ。
なぜなら彼はやってはいけないことをすでに9つも知っているからだ」
という言葉に鮮明に見ることができますね。
ちなみに、「失敗」を「成功」に変える
三原則とは、「意欲」「情熱」「技術」の三つだそうです。
失敗する人の習慣
「これぐらいはバレないだろう」
このような感覚で仕事をする人、ビジネスをする企業は最後には悲劇になるでしょう。
一度グレーな手段に手を染めてしまうと、
もっとギリギリなところはないかと血眼になって探し始めます。
そしていずれは世間や周りに非難され、会社を辞めるはめになるなどして
「やめておけばよかった・・・」と後悔するそうです。
「リスクをとらないこと」は
仕事で失敗する要素のなかで最も重要であるとしています。
リスクを取りたく無くなる感覚は
ある程度、実績を積んできて成功体験をし始めた段階から襲ってきます。
その時にその感覚をどう対処するかで
さらに伸びる人と、ジリジリと終わっていく人の明暗が分かれます。
仕事での失敗談の上位は「柔軟性がない」
世の中の流れは「一時的なものだ」といって目もくれず
自分の考えに固執してしまう人がいます。
本書では自動車王ヘンリー・フォードの例を挙げて説明しています。
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アメ車はフォード社ヘンリー・フォード創業者の車をつくる熱意とは?
フォードはこれから自動車が大衆の乗り物になると予測して、
自動車を一般市民にも手が届く価格で販売し大成功しました。
しかしビジネスは競争。
ライバルがでてきます。
自動車が普及すると人々はもっと速い車、もっと明るい車に魅力を感じるようになります。
ライバルはその流れを汲み取り新しい自動車を製造します。
一方フォードは、
このモデルこそ誰もが必要としているものであり変更するつもりはないとして、
いつまでも黒色の同じ型である車を販売し続けました。
結果、圧倒的なフォード社のシェアは奪われ、倒産寸前にまでなりました。
「柔軟性をなくすことは失敗につながる」
これは企業だけでなく、ビジネスマンにも充分当てはまる法則です。
仕事で失敗ばかりの人は部下を遠ざける
あなたは自分の周りには使えない部下ばかりだ、素晴らしい部下との出会いがないと感じていないでしょうか。
また、あなたの部下はしっかりと意見を伝えてくるでしょうか。
悪いニュースを伝えづらい雰囲気にしていないでしょうか。
そのような環境だと問題が放置されますます大事になります。
大切なのは部下を気遣い、風通しの良い環境を作ること。
ある天才的な技術者は周りにこう伝えていたといいます。
「わたしに伝えるのは問題だけにしてほしい。
よいニュースを聞くと、気力が衰える」
このような姿勢から問題の根源を見極め、
驚くような成果をあげ続けていたようです。
仕事で失敗する人は考えることに時間を割かない
考える時間をとらないのは、
要するに愚かであり、危険ですらある。
ゲーテは、
「行動するのは簡単であり、考えるのは難しい」
と語ります。
どこかで立ち止まって考えないと
何度も同じ間違いを繰り返してしまい失敗します。
失敗しないためには、
間違いを一つ一つ検討し、分析するべきだと伝えています。
まとめ
失敗の法則は、経験や行動において起こりやすい一般的なパターンや
原則のことを示します。
これは私たちが失敗から学ぶことや予防策を立てこを
助けるために用いられる概念です。
失敗の法則は、ビジネス、科学、技術、個人の成長など
様々な領域で応用されます。
具体的な失敗の法則の例としては、
「パーキンソンの法則」や「9−10の法則」などがあります。
これらの法則は、失敗の理解と回避に役立つ場合があります。
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少しでも参考になれば嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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