誰もが聞いたことがあるインターネットショッピングモールを立ち上げた男。
楽天 三木谷浩史。
彼が楽天をオープンさせる前までの話です。
出世街道を自らはずれた男が楽天をオープンさせるまでの話
楽天が生まれるまで
【RAPT理論】https://t.co/PKZkGuAhpn
2022年6月1日楽天の三木谷浩史会長がサイバーエージェント社長の藤田晋と対談し、海外人材の活用を切り口に移民政策推進の必要性を訴えました。https://t.co/7L2PcuiQis
— マカロン (@Y2MNQ7wvUwXckwb) October 26, 2022
三木谷氏はいわゆるエリートです。
一橋大学を卒業し、日本興業銀行(今のみずほコーポレート銀行)に入社。
仕事ができないわけでもなく、むしろ努力が認められ、アメリカのハーバード大学へ留学しMBAの資格を取得したという経歴があります。
しかし三木谷氏は会社を辞める決意をし、起業しました。
その理由はアメリカの起業家精神に触れたことが大きいと語る。
たとえ小さな手漕ぎボートでも、自分で作った船で、
僕は新しい潮流に乗り出したかった。
どんな業種でも、どんなに規模が小さくても、
とにかく失敗を恐れず起業しようと思ったのだ。
では何の事業にしようか?
その時、三木谷氏には3つの事業を思い浮かべていました。
1つはアメリカで見つけた天然酵母のベーカリーのフランチャイズ、
もう1つは地ビールのレストラン
そして、後に選択するインターネットショッピングモールだったのです。
楽天がオープンしたのは1997年5月。
しかし、楽天が日本初めてのインターネットショッピングモールだったわけではありませんでした。
NECや富士通などの大手企業はすでに開始していました。
しかし、そのどのサイトも盛り上がっている気配がない状態。
その原因は当時のモールへの出店費用が原因の一つでした。
当時の出店費用は、入会金100万、システム使用料として毎月30万、そして売上マージン10%とかなり高額なものだったためです。
もちろんその金額では出店者が増えるわけがありません。ましてやネットなどあまり普及していない時代です。
モールが盛り上がらなければお客など来るはずもない。
それを彼は、楽天の出店費用は入会金なし、マージンなし、月額5万のみとしました。(当時)
だからといって多くの出店者が集まるほど甘くはありません。
楽天がオープンした1997年5月の出店数は、13店。しかもそれらのほとんどが彼の知り合いでした。
楽天 三木谷のネット変革
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楽天は三木谷氏と友人との2人で始まった。
そして後に楽天の副社長となる本城慎之介氏と出会い、ビジネスを展開していくことになります。
当時ホームページのサイトを更新する際にも資金が多くかかりました。
ホームページに掲載されている商品一つ変えるのにも、
その都度デザイン会社に変更を依頼しなければならなかったのだ。
手間もかかるし、費用も発生する。
新鮮な情報が届けられないから、モノは売れない。
売れなければ、ページの更新も遅れる。
そうなるとモノはさらに売れなくなる・・・。
まさに悪循環が生まれていたのが当時のショッピングモールの現状だった。
これを改善させるために三木谷氏は、出店者が自分たちでサイトを作れるツールを作成しようと考えたのです。
そして、本城氏がゼロから作りあげたのが楽天市場のエンジンとなります。
しかし、その頃には一緒に事業を始めた友人は楽天から去っていました。
準備が整う頃には人数は6人になり、そして楽天をオープンさせます。
最初の月の売上は18万、ユーザーは30人。到底喜べるものではありません。
しかし三木谷氏は常に前向きでした。
それは彼にはいつも『改善』という言葉が胸にあったからです。
改善というのは、絶対的に成長する方法なのだ。
そして彼の言う『改善』を楽天が継続させていった結果、オープンから十数年かけて、楽天の売上を18万から1000億以上、利用者を30人から3000万人以上の事業へと育て上げていったのです。
現在の状態に満足せず、
常に改善を続けてきたこと、
常に前進してきたことが、楽天をここまで成長させた本当の秘訣だと思う。
改善を続けているからこそ、僕たちはインターネットの普及という
千載一遇のチャンスをここまで生かすことができたのだ。
三木谷 浩史
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最後までお読みいただきありがとうございます。
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コメント
ひとりで漕ぎ出すのが怖くて、つい『会社』という組織に庇護してもらいたくなります。一度きりの人生、失敗を恐れず、何でも思い切ってやったらいいんですよね😄『失敗』じゃなく『学び』としてチカラを抜いてやったらいい。ビビりすぎの私に響きました。ありがとうございます😊
こんにちは、コメントありがとうございます。「失敗」を前提に事を進めれば気が楽ですよ