恋人をどうにかしてほしい・・・
妻をどうにかしてほしい・・・
子供をどうにかしてほしい・・・
そんな悩みを持っていませんか？
このような質問には占い師は答えません。
方法がないからこそ、心理操作とかメンタルリストとか
悪の心理学とか、他人をコントロールする本というのが
爆発的売れています。
そんな方法が本来ないのに、あるように見せかけて商売するという
やり口がこの世の中に蔓延しているのです。
そこで、今回は悩みの本質について解説して行こうと思います。
悩みとは何か？
悩みとは何かというと、単に問題なんです。
ところがこの問題が、増えていくわけです。
問題というのは一つで存在しません。
問題というのは一つあると、それが別の問題に繋がって
こっちの問題にもあってあっちの問題に繋がって、いっぺんに
色々な問題を考えなければいけなくなってくるのです。
ですから私たちは普通は一つ、一つの問題だったら
シンプルに解答を導き出せるのですが、
複数の問題を考えて時を、ある方は
「脳がジャグリング」していると言っています。
脳のジャグリング
ジャグリングというのは、お手玉。
複数の問題を私はたちはお手玉のように考えているのです。
複数のお手玉を宙に浮かして、どうしようかと考える時に
お手玉の数が多いければ多いほど、脳に負荷がかかります。
この脳に負荷がかかるので、本来だったらさっさと決められることを
何時間でも考えてしまうのです。
私たちの持っている問題は個別の問題は、そんなに複雑ではなく
ジャグリング状態がすごく多いのです。
またジャグリング状態にハマってしまうことが多いのです。
鉄鋼王のカーネギー
鉄鋼王のカーネギーという人が、ものすごく昔悩んでいて
もう本当に私の悩みはもう数限りない・・・！！
本当は今日奥さんと食事の約束をしていて久しぶりの食事の約束・・
だから家に帰りたいのですが、こんなに会社のこと、プライベートのこと
親戚のことも、ダメな親戚が仕事の世話をしてくれとか、
仕事の世話をしたらトラブルがあったから、その尻拭いをしてくれとか
刑務所に入っちゃたから保釈金を出してくれとか
本当に色々な悩みがあったそうでした。
もうダメだと思って、有名な黄色い便箋に鉛筆で
書き出してやれって思って書いたのです。
書く前は５００ぐらい悩みがあるのではないかと思っていたのですが、
７０個超えたくらいでピタッと止まったのです。
一つ一つの問題は確かにあるのですが、書いたら７０個でした。
７０以上ないと思ったら、今日の夜絶対に決めないといけない
問題は70個の中に一つもなかったのです。
彼が必要なのは問題が７０あるという、総数を把握してそれがそれぞれ
何なのかということが分かった瞬間にそれを引き出しにポンと入れて
奥さんと食事に行ったそうです。
これがカーネギーの成功術と言われています。
問題というのは、鉄鋼王をカーネギーのような成功した人でも
７０ぐらいであれば、ジャグリングがピークに達して
全く物が考えられなくなると、このカーネギーは実は色々な悩みというのを
数年間持っていたのです。
それをたった一晩全部書き出したら、ほぼそれで解決しないのです。
気が済んでしまったのです。悩みがなくなった翌日から彼はその７０の問題を
一つずつつ潰していったそうです。
中には何年間も解決できない問題もありましたが、
それはだた単に解決ができない問題か、元々解決ができない問題か
例えば問題や悩みの中には、「人類はなぜ戦争を止められないのか？」
というものがあります。
だけど、今晩結論を出さなくてもいいじゃないですか。
しかし他のものを考えていると会社の売り上げが下がっているとか
うちの会社の若い社員がだんだん言うことを聞かなくなってきている、
世界はなぜ平和にならないのか、というのがリンクしていまいます。
でもそんなのを書いた瞬間に、世界で何で戦争亡くならないのか
そんなものを今晩考えなくてもいいよ、逆に言えば私借金あるんだから
金持ちの金の力で学者を山ほど雇って、何で世界は平和にならないのかと
考える学会を作らせればいいって考えて、カーネギーはそこに出資していたのですが。
学会を作った若者は何でこんな愚かなのか、よく考えたら私借金出して
財団作って大学作って、若者の教育資金を出せばいいってやって、
パパっつと解決して悩みを本当になくなったそうです。
問題はなく無くなりませんが、ただこのジャグリング状態、お手玉状態という
のを私たちは悩みと言います。
悩みのるつぼ
他人をどうこうしてほしいという問題が多いのです。
お母さんをどうにかしてほしい！
旦那をどうにかしてほしい！
子供をどうにかしてほしい！
あなたも困っていますね。
相談した方はできるだけ元気にあなたに答えようとします。
あなたに対して何か言うことができるのですが、あなたが思っている心の中の
悪いやつがいたとしましょう。
これはどうにもならないのです。
相談する人はどうにかしたいと思っていますから、なんか言っている人の言葉を
聞くのですが、例えばここで相手がどんな言葉を言ったとしても、この言葉を
あなたに見せても影響は全くないのです。
あなたが問題だと思って、相手のところに来れば何とかしようはあります。
だから基本的に悩み相談というのは、ひょっとしたら箱の中にもそれがいっぱい
入ってるかもしれないのですが、
基本的に第三者をどうにかすることは、ほぼ不可能なのです。
よって第三者に対するあなたの対応を変えましょうとか
もしくはあなたの考え方を変えましょうとか、相手に対して
こういう戦略をとったらいいですとかじゃないでしょうかって
相手をどうしようということは絶対に考えてはいけないのです。
たまにその悩みのルツボに関しては、他の人に話すと
相手をどうにかしてあげられないの？というのはすごく多いのですが、
原理的に不可能なんです。
だから占い師も絶対そういう問題には答えません。
あなたがどういう風にすべきかというのをしか答えてくれません。
この人をどういう風に仕向けるのかいうのは、方法はないのです。
方法がないからこそ、心理操作とかメンタルリストとか
悪の心理学とか、他人をコントロールする本というのが
爆発的に売れているのです。
この世の中に蔓延しているからです。
それぐらい他人というのは、第三者をどうにかしたいと思っています。
迷うでもそれに関しては実はあまり答えられないのです。
少しでも参考になれば嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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