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👻【保存版】「お化け・妖怪・幽霊・もののけ」の違いとは?日本人が怪異を愛する理由

お化け・妖怪・幽霊・もののけの違いとは?教育
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ゆず子
ゆず子

お化けが出るぞ!・・・
『お化け』や『もののけ』『あやかし(妖怪)』『幽霊』
って違いがあるの?

TOM
TOM

そうだね!・・お化け、もののけ、あやかし(妖怪)、
幽霊の違いや歴史を知りたいよね!

 

ゆず子
ゆず子

妖怪ウォッチや半人半魚の妖怪「アマビエ」、
マンガ、インターネットなど、
私たちのまわりには「妖怪」たちがいっぱい!
でも何で日本人は妖怪が大好きなの?

 

こういった疑問に答えます。

 

🏮はじめに|お化けの国・日本へようこそ

夏といえば怪談。
蝉の声が響く夜、どこからともなく聞こえる不気味な足音…
そんなとき私たちはこう言います。「お化けが出たぞ!」

でも「お化け」とは一体何でしょう?
「妖怪」「幽霊」「もののけ」など似たような言葉もありますが、
それぞれにちゃんと意味や違いがあるのです。

この記事では、これらの言葉の定義・違い・歴史・代表例を紹介しながら、
日本の「お化け文化」の奥深さを探っていきます。

さらに代表的なものの幽霊・妖怪も紹介します。
これを知れば、怪談がもっと面白く感じられるはず。

■この記事を読んでわかること
・お化け、もののけ、あやかし(妖怪)、幽霊の違いがわかります。
・お化けの歴史がわかります。
・半人半魚の妖怪「アマビエ」がわかります。
・お化けが出たぞ!『ゴーストブック おばけずかん』の上映
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🧟‍♂️「お化け」とは?──すべての怪異の総称

「お化け」とは、幽霊や妖怪など、
人の目に見える“異常な存在”すべての総称です。

本来の姿から大きく変わってしまったもの──
たとえば猫が化けて「化け猫」になる、使い古された道具が
「付喪神(つくもがみ)」になる、こうした変化が「お化け」です。

「もったいないお化け」のように人間の行動が生んだ戒め的存在も含まれます。

つまり、お化け = 幽霊 + 妖怪 + その他の変化した存在

 

ゆず子
ゆず子

幽霊、妖怪、もののけは全てお化けなのね!

 

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🐉「妖怪」とは?──人外の存在が変化した“生き物”

「妖怪(あやかし・もののけ)」は、人間ではない存在
(動物、自然、物)が変化して現れたものです。

  • 川や山、古道、古民家など特定の場所に現れる

  • 人に危害を加えることもある

  • 幽霊と違って“生きている”存在

妖怪には、時に神として祀られることもあります。
自然災害や不可解な出来事の“説明役”として登場してきました。

📚妖怪の歴史

妖怪の記述は『古事記』や『日本書紀』にさかのぼります。
ヤマタノオロチや鬼など、古代神話にも多く登場。

また、江戸時代には『百鬼夜行絵巻』、現代では水木しげるの
『ゲゲゲの鬼太郎』や『妖怪ウォッチ』などで大衆文化に深く浸透しています。

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👻「幽霊」とは?──死者の魂、未練を抱えた存在

幽霊は「死者の霊」「成仏できない魂」がこの世に残ったものです。

  • 未練・恨みを残して死んだ人の魂

  • 特定の人・場所に現れる

  • 恨みが晴れると成仏する

有名な幽霊としては、『四谷怪談』のお岩さんや、
『番町皿屋敷』のお菊さんなどが挙げられます。

彼らは生前の苦しみや怨念を死後も抱えたまま、怪異として現れるのです。

🧚‍♀️「もののけ」とは?──妖怪や怨霊を含む古語的存在

「もののけ」はやや古風な表現で、妖怪や怨霊、
またそれに伴う霊的な力そのものを指します。

  • 「もの(得体の知れない存在)」+
    「け(気、気配)」=“見えない恐怖”

  • 『源氏物語』や『平家物語』にも登場

  • 映画『もののけ姫』では、自然神に近い妖怪的な存在が描かれている

    なぜ日本人は「怪異」が好きなのか?

    日本には自然信仰やアニミズム(すべての物に魂が宿るという考え)
    が根強くあります。

    山、川、海、道具、人の思念——あらゆるものが「妖(あやかし)」や
    「精霊」になるという信仰が、日本の文化に根付いているのです。

    また、昔の人々にとって説明できない災害や病気は「神罰」や
    「妖怪のしわざ」であり、そこにストーリーが生まれてきました。

👹代表的な妖怪たち|日本三大妖怪とその他のキャラクター

ではもう一度妖怪の定義を見てみましょう。

妖怪=人間以外の動物や物から変化したもの
【出現場所】山、川、海、道、古い屋敷など、特定の場所

妖怪が登場したのも、奈良時代の歴史書「古事記」や
「日本書紀」が初めと言われています。

ヤマタノオロチ(大蛇の妖怪)や鬼などがこの頃すでに登場しており、
当時の妖怪は神様が堕落して恐ろしい姿に変化したものとして描かれました。
また、逆に妖怪が神として祀られる場合もあります。

日本ほどたくさんの種類の妖怪がいる国は、世界のどこにもありません。

古くから人々の間でその存在が認められ、多くの逸話を持つ日本の伝統的な妖怪を紹介します。中でも鬼、河童、天狗は「日本三代妖怪」と呼ばれ、日本を代表する妖怪として誰もが知る存在となっています。

<例>

  • 天狗……山に棲み、風を起こしたり、歩く人めがけて石を落としたりする。
  • 河童……川に棲み、川を渡ろうとする人を引き込んで、尻子玉を抜いてしまう。

  • 鬼……頭には角、口には牙を生やした恐ろしい姿で、赤や青の体に金棒を持つ、怨霊の化身や人喰い、地獄の番人。
  • 鵺(ぬえ)……猿の頭、狸の胴、虎の手足、蛇の尾をもち、「平家物語」などにも登場。夜に鳴き、凶事をもたらす
  • 猫又……尾が2本ある化け猫。長生きをした猫の化身で、魔力をもつとされる。
  • 傘おばけ(唐傘小僧)……古い傘のおばけで、とくに悪さはせず、驚かすのが好きなだけ。

  • 一つ目小僧……山野に棲み、通りすがりの人を驚かす。
  • 狐火……山里などで見られる怪火。狐の口から出るといわれている。
  • 子泣き爺……山に棲み、赤子の声で泣き、捨て子かと思って抱くと、石のように重くなってしがみつく。
  • 小豆洗い……川に棲み、小豆を洗う音をたて気をひき、川に落とす。
  • 海坊主……海に棲み、船を壊したり、船主をさらったりする。
  • 座敷童……座敷や蔵に棲み、物音をたてたり笑ったりする。家を繁栄させる、家の神。

 

百鬼夜行 鬼たちの大行列

さかのぼること1000年以上前、平安時代の京の都は今よりももっと闇の世界だったのです。人の死がみじかにありました。

一条通りは平安京の地図で、都の一番北の端。一条通りの北側はもう都ではないのです。墓場で一条通りを通って死体をすてにきたり埋めにきたりするような場所でした。

だから妖怪が出てくるということになります。

人々は疫病や飢饉(ききん)といった人間の力ではどうにもならない災いを闇の中に潜む妖怪、鬼の仕業と考えました。

鬼たちは深夜になると京都に現れ、群れをなしてなり歩くと恐れられていました。

目がひとつの鬼もあり、手があまたある鬼もあり、足ひとつで踊る鬼もあり

引用:「今昔物語集」より

その姿、形が様々なことから

鬼の行列は、百鬼夜行と呼ばれました。

室町時代に描かれた「百鬼夜行絵巻」(大徳寺真珠庵 所蔵)伝 土佐光信 妖怪画の最高傑作

闇のなかに潜む妖怪たち、昔から日本人はその姿を想像し描き出そうと試みてきました。日本人というのはとりわけ姿形を絵にしたがるようです。

青鬼と赤鬼、その前にはいろいろと道具が化けた妖怪たち、お経を読んで僧の真似をする妖怪たち、妖怪たちの深夜の大騒ぎは続きます!しかし巻末に向かうと状況は一変します。

巨大な火の玉・・・仏教の呪文とも言われ、恐ろしさのあまり妖怪が逃げる場面があります。大慌てに逃げ出します。妖の宴は解散となります。

見えない妖怪たちを絵にし姿形にすると、多くの人がそれを共有できるのです。「妖怪たちは、こんな形をしているんだよ」と理解することで集団で安心ができるのです。

現在、60種類以上の百鬼夜行絵巻が残っていますが、この絵巻が最も影響を与えたと言われています。

百鬼夜行を知るとあなたにも妖怪が訪れるかも・・・

半人半魚の妖怪「アマビエ」

疫病を鎮めるとされる半人半魚の妖怪「アマビエ」が人気です。

全国各地で関連グッズが次々と生まれ、厚生労働省も新型コロナの感染防止を呼びかけるキャラクターに採用しました。

 

2020年3月中旬、調布市の水木プロダクションが
「現代の疫病が消えますように」と、水木さんが描いた
アマビエのモノクロ版、カラー版の原画をツイッターに投稿しました。
10万件を超えるリツイート、24万以上の「いいね」でバズりました。

半人半魚の妖怪「アマビエ」は京都大学付属図書館が
所蔵する江戸時代後期の瓦版からです。
1846年、肥後国(現在・熊本県)の海中に毎夜光る物が出現し、
役人が現地に赴くと、アマビエが姿を現した。

「当年より六カ年の間、諸国は豊作だが、病も流行する。
その時には私の写しを早々人々に見せよ」。
そんな予言を残して海中に入った-と瓦版は伝えています。

「ゲゲゲの鬼太郎」や「日本妖怪大全」など数々の妖怪を描いた、
水木さんがこの瓦版を利用した半人半魚の妖怪「アマビエ」を描いています。

🎬現代の「お化け文化」|私たちの身近な存在に

お化けや妖怪は、単なる昔話ではありません。

  • 『ゴーストブック おばけずかん』などの映画

  • 妖怪ウォッチやポケモンなどのキャラクター

  • 妖怪イベントやミュージアムも大人気

現代においても「怖いけどどこか魅力的」な存在として、
エンタメ・教育・アートに活かされています。

映画『ゴーストブック おばけずかん』は、“どんな願いも叶えてくれる”という一冊の本=『おばけずかん』を手に入れた子供たちが、おばけの住む世界で待ち受ける数々の試練に挑む冒険ファンタジー。

2022年7月22日公開済みです。

<ストーリー>

夜中に子供たちの枕元に現れ「願いを叶えたくないか?」と
耳元でささやく白い布をかぶった謎のおばけ・・・・

その映画『ゴーストブック おばけずかん』の主題歌を
星野源が担当することが決定しました。

イントロからポップな曲調で始まる主題歌「異世界混合大舞踏会 (feat. おばけ)」。

サビには「おばけがでるぞ」「うらめしや」という
フレーズが使用されるなど、原作の童話『おばけずかん』の
テーマでもある“こわいけど、おもしろい!”と重なるような
歌詞となっており、「人間とおばけ」という決して交わるはずのない
世界線を簡単に超えてしまうような“歌って踊れる”楽曲に仕上がっています。

主題歌「異世界混合大舞踏会 (feat. おばけ)」が聴ける主題歌予告も解禁されました。

星野源 – 異世界混合大舞踏会 (feat. おばけ) [Official Video]

🧠まとめ|「お化け」「妖怪」「幽霊」の違いを整理!

呼び名正体状態出現場所
お化け妖怪・幽霊などの総称生き物/霊などあらゆる場所
妖怪(あやかし)人外(動物・自然・物)が変化生きている特定の場所(山・川など)
幽霊成仏できない人の霊死者の魂因縁のある場所や人の前
もののけ妖怪・怨霊を含む古語表現不明不明(霊的な気配)

さいごに|“見えない存在”が教えてくれること

「見えないけど、そこにいるかもしれない」

そんな存在への畏れと興味が、日本人の心の深い部分に
根づいているのかもしれません。

お化けや妖怪、幽霊の物語は、私たちに“想像力”や“人の心の複雑さ”を
教えてくれるものでもあります。

この夏、あなたも“お化けの世界”に少し足を踏み入れてみませんか?

少しでも参考になれば嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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