「アクロバット飛行をするブルーインパルスのような個人競技のアクロバット飛行ってあるの?」「飛行機に興味があるんだけど、アクロバット飛行のパイロットっていったいどうなの?」
こんな疑問を解決します。
アクロバット飛行の室屋義秀さんはフリーターから世界一のパイロット
アクロバット飛行の競技に資金力も経験もない中、ゼロから挑戦!3000万の借金
現役空軍など世界のエースパイロットが競うエアレースで、経験なしのフリーターから世界一に輝いた日本人パイロット。
日本に元気を与える奇跡の夢追い人がいますよ!その方は福島を拠点に活動するパイロットの室屋義秀さんです。
- 室屋義秀さんプロフィール
- マネーの虎 堀ノ内九一郎さんからの支援
- アクロバット飛行パイロットのメンタルトレーニング
室屋義秀さんプロフィール
室屋義秀(むろやよしひで)は1973年1月27日生まれ、奈良県出身、福島県福島市在住のエアショーチームのメインパイロットです。幼少期よりパイロットを志しました。
2002年に活動を開始した競技志向型(エアロバティックス)エアショーチームのメインパイロット2009年からレッドブル・エアレース・ワールドチャンピオンシップにアジア人として初めて参加、ハードワークと集中力を誇るパイロットとして知られています。
2016年、千葉大会で初優勝。この年2016年6月にはレクサスとスポンサー契約を結び同時にSARDも室屋選手をパートナーにすることを決定し室屋選手の故郷の福島に研究施設を建設。
SARDは室屋選手の一部のレースのエンジニアリングを担当し室屋選手もSARDの航空機研究にアドバイザーとして関わることになりました。機体はレクサスロゴの入った機体です
2017年シリーズではアジア人初の年間総合優勝に輝きました。
アクロバット飛行は子供の頃からの志
室屋義秀がパイロットを目指すきっかけは子供のころに見た「機動戦士ガンダム」の主人公でる「アムロ・レイ」に憧れたからです。
大学に入学後、航空部に所属しグライダーを使って飛行訓練を始めました。20歳になった1993年のときにアメリカへ渡り飛行機のライセンスを取得。
2年後の1995年に兵庫県但馬空港でおこなわれた「ブライトリング・ワールドカップ」にてリトアニア共和国出身のエアロバティックパイロットであるユルギス・カイリスの飛行をみて自身もエアロバティックスの訓練を始めることにしました。
1997年に再度アメリカへ行きコーチとつけて訓練をしました。競技会にも参加し、アドバンスクラス世界選手権では日本代表にも選ばれました。
アクロバット飛行ショーに借金3000万円
しかし、競技環境の整わない日本。競技機を購入し、「操縦技術世界一」を目指した無名の日本人でした。
室屋さんは限られた時間とお金をつかって訓練を続けていましたが、30歳を目前にした2002年、なかなか先が見えない状態から自身でエアショーチームを立ち上げました。
ただし、ショーをして最上位を目指すにはそれなりの機体が必要となりました。当時はフリーターでお金をためては訓練を繰り返していましたので、多くの貯えはなかったのです。
それで3,000万円の借金をして機体、「スホーイ26M」を購入する決意をしました。
何度となく挫折や屈辱を味わいながら、「自分でもしつこいと思う」と自嘲するほど、努力と奮闘を続けた室屋さんは、世界に認められるトップパイロットとなりました。
マネーの虎 堀ノ内九一郎さんからの支援
3,000万円の借金を背負った室屋さんは、たまたま見ていたテレビ番組「マネーの虎」で窮地を救われます。
この番組に出演していた当時の生活創庫の堀之内九一郎社長が、女子大生の「エアロバティックスをやりたい」という話で600万円を投資しました。
関連記事:堀之内九一郎 ホームレス同然からマネーの虎へ○○は宝の山と気づいたから
所断捨離の逆をいく人も物も捨てられない!起業廃業を繰り返し○億円の借金あらゆる失敗経験からどん底から這い上がった! 総合リサイクルショップの経営で大成功を収め、人気番組『¥マネーの虎』の名物社長として一躍有名に!何度も倒産を経験しながら不屈の精神で這い上がった波瀾万丈な過去を持つ実業家は、コロナ禍でも新たな挑戦と中古業界の改革に燃えていた。堀之内九一郎 ホームレス同然からマネーの虎へ ○○は宝の山と気づいたから 物も人も「捨てられない」独特の人生観とは?今回の記事は、そんな総合リサイクル... 堀之内九一郎 ホームレス同然からマネーの虎へ ○○は宝の山と気づいたから - たった一つの考動で人生を好転させる |
このマネー成立した話をみて「自分のところにはすでに免許も飛行機もあるしこっちの方がいいんじゃないか」と思い、次の日に堀之内社長に連絡しました。
「お金がないがとにかく飛びたい。どうにかしてほしい」と頼み込みました。
堀之内社長は「夢があるなら続けなさい。足りない分は支援する」といって、生活創庫がスポンサーになってくれました。2年間足りない資金はいつも堀之内社長が助けてくれ、エアロバティックスを続けることができたのでした。
「エアーレース」とは?
空のF1として知られるレッドブル・エアレース。エアレースという飛行機を使って飛行技術や期待性能を競いあうスポーツのエアレーサーです。現役の空軍なども参加する競技でもあります。
タイムを競うのではなく技の難易度や完成度の高さで評価されるエアロバティックス型もあります。どれも日本ではまだまだメジャーな競技ではありませんね。
日本ではこの競技に関するコーチもいませんので、アメリカで訓練する必要があるそうです。
室谷義秀さんもその1人で、アメリカに渡って訓練をしながら小さな大会にでていました。
アクロバット飛行パイロットのメンタル強化法
2年目のジンクス!2010年シーズンにメンタルコントロールが不十分となりました。
メンタルを強化するためのトレーニングに関する勉強をしていくうちに、白石豊さんの著作に出会います。以降、メンタルトレーニングの指導を受けます。
メンタル力は鍛えられる
室屋さんは、サラリーマン家庭で育ち、飛行機に触れたのは大学に入ってから。練習につぎ込めるのはアルバイトで稼いだお金がメイン。何度も挫折をして、「自分には無理だと」競技を諦めてしまいそうになったこともしばしば。
華々しい経験や経歴を持たない室屋さんは、そんな自分を「どこにでもいる普通の人です」と語ります。
そんな普通の環境から、いかにして世界レベルで渡り歩ける技術を身につけたのか。そしてなによりも、世界の超一流の選手の中でも、好成績をとり続けられるだけの「メンタル力」をいかに身につけたのか。そこには「白石豊」氏という、一人の恩師との出会いがあったのです。
アクロバット飛行
室屋義秀が操縦や機体を楽しみにカメラをセッティングしたりする人が大勢いますね。
飛行中に手を振ってファンサービスもすることもあります。
まとめ
国内ではエアロバティックス(曲技飛行)を周知させる活動の一環として、全国各地でエアショーを実施。世界中から得たノウハウを生かして安全推進活動にも精力的に取り組み、福島県と共に子ども向けの航空教室を開催するなど、スカイスポーツ振興のために活動している。
福島県「ふくしまスポーツアンバサダー」。福島県・県民栄誉賞 受賞。
2022年から開幕しているワールドチャンピオンシップエアレースに参戦されています。素晴らしい結果を残してくれると期待しています。
少しでも参考になれば嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございます。
関連記事
鈴木麻莉夏さん気仙沼のご当地アイドルが地元で働く理由は被災地の復興のため
安田隆夫の人生はドンキホーテ、生い立ちは所持金五円のプーさん
コメント