
経営の神様と言われるPananonic創業者の
「松下幸之助」、成功への逸話や名言などが
多くありますが、龍神を祀っていたことはご存知ですか?

いや〜知らんかったねぁ。
詳しく教えて欲しいね!
トムくんは元社員だったね!
誰もが知る「経営の神様」、松下幸之助。
その成功の裏には、“白龍大明神”という
龍神への深い信仰があった――。
パナソニック創業者・松下幸之助は、日本の近代経済を牽引した
伝説的経営者として知られています。
倫理教育の推進者としても知られ、「PHP研究所」や「松下政経塾」
の設立など、ビジネスを超えて多方面に影響を与えてきました。
そんな彼が生涯を通じて大切にしていた存在、
それが「白龍大明神」と呼ばれる龍神です。
この記事では、松下幸之助の龍神信仰のルーツや、
それが彼の人生・経営哲学にどのような影響を与えたのかを探っていきます。
🔹松下家に代々伝わる“龍神信仰”
和歌山県出身の松下幸之助は松下電器産業を創設し、
現在のパナソニックホールディングスを一代で築き上げた経営者です。
PHP研究所を設立し、倫理教育や出版業、松下政経塾を設立し
人材教育を行なったことでも有名です。
松下幸之助は、善如龍王つまり龍神を守り神としていたことで知られています。
幼少期に兄や姉たちが“遊び半分”で蛇を殺してしまい、
後に短命で亡くなったという体験は、松下幸之助にとって大きな教訓でした。
「自分が成功したのは、その行為に加わらなかったからだ」
という語りも残されています。
松下幸之助は、少年期に兄や姉が早逝したことをきっかけに
「蛇」や「龍」に対して深い畏怖の念を抱くようになったとされています。
実は松下家は、先祖代々「龍神」を守り神として信仰してきました。
蛇は龍の化身ともいわれることから、松下家の中では
「龍神を粗末にしてはならない」という教えが根付いていたのです。
(蛇は龍に通じているからです)
Panasonic本社にも“企業神社”が存在
パナソニック本社(大阪府門真市)には、松下幸之助が創業時から信仰していた
「白龍大明神」の祠が存在し、現在も毎日、
専門の祭祀担当社員によって香が焚かれています。
さらに、日本全国のパナソニック関連施設には約130の分祠があり、
月ごとに祭典が執り行われるほど、今なおその信仰は息づいています。
赤・青・黄・黒・白といった“五色の龍神”もそれぞれ祀られており、
まさに企業としての一体感と精神的な支柱とも言える存在になっているのです。
善女龍王と白龍大明神の関係
松下が祀ったとされる龍神は、「善女龍王(ぜんにょりゅうおう)」
という名の神霊です。
この龍神は、弘法大師・空海が雨乞いの際に召喚し、
3日間にわたり国中に雨を降らせたという伝説の存在。
五穀豊穣や人々の暮らしを豊かにする「恵みの神」として信仰されています。
松下幸之助はこの龍神を「白龍大明神」として自らの守護神とし、
自宅や会社に祀りました。
彼の邸宅「光雲荘(こううんそう)」には、龍神の祠が設けられており、
現在ではパナソニックの研修施設として移築・保存されています。
私たちの生活には、いろいろなところで神様の存在を感じられることがあります。
身近なところでは、「初詣」。受験生なら「合格祈願」。
ビジネスパーソンなら「商売繁盛」。
有名な経営者も、日本の歴史をつくった戦国大名や歴代天皇も、
神様を信仰し、力を借りて成功を収めてきました。
日本には、八百万(やおよろず)の神様がいると言われています。龍神もその中の一柱。
自分のために願うのではなく、世の中のために貢献したい人、ぜひチェックしてください。
今回の記事は、そんな龍神を祀った「松下幸之助翁」の龍神にまつわるお話をします。
白い蛇との神秘的な出会い
ある日、松下幸之助が阪神百貨店の横を歩いていた際、白い蛇が目の前を横切ったという逸話が残されています。
白い蛇は古来より「財運」「幸運」「神の使い」として縁起の良い存在です。
彼はその出来事を「縁起がいい」と受け止め、商売の励みにしたと語っています。
“霊的な感性”を経営に生かした経営者
松下幸之助は理屈だけではなく、「見えない力」や「目に見えない存在」
を大切にする経営者でした。
現代では非科学的と思われがちな信仰や直感も、
彼の経営哲学の中では重要な判断軸となっていたのです。
龍神信仰は、そんな“霊的な感性”の象徴であり、
「人としての謙虚さ」「感謝の心」「世の中に貢献する志」を育む柱でもありました。
空海を助け、松下幸之助に祭られた龍神
Zennyo Ryūō (善如龍王 or 善女龍王 “goodness-like dragon-king” or “goodness woman dragon-king”) is a rain-god dragon in Japanese mythology. It was believed that they lived in the Nara Prefecture, an ancient locale of Japanese dragon worship and rainmaking ceremonies.
Art: @wenqart pic.twitter.com/YNdlXeIsyL— SMASH! (@smashcon) October 5, 2019
天皇の勅命で雨乞い祈祷をした弘法大師空海は、インド北部の決して水が涸れない池に住む龍神にお出でいただき、3日間、国中に雨を降らせることに成功します。この伝説の龍神こそ「善女龍王(ぜんにょりゅうおう)」です。
大昔は、国家が雨を降らせる力にすがったのは豊作のため。善女龍王の本質的なご利益は「五穀豊穣」で、物質的に豊かな暮らしを支援します。
善女龍王を信仰した人物といえば、松下幸之助翁で、「光雲荘(こううんそう)」に祭られました。 西宮市にあった光雲荘は、枚方市に移築され、パナソニックの研修施設です。

研修のためにこの、枚方の研修所に何度も通ったか・・・
Panasonicは「企業神社」を祀っているのか?
松下家(松下幸之助)は龍神信仰が厚く、松下家、Panasonic本社および関連会社でもそれぞれ龍神を祀っています。
Panasonicの守護神は本社の白龍大明神を中心にして、青・黄・赤・黒の各龍神と下天龍王とが祀られています。
各地の各事業所に百三十余の分社があります。
白龍大明神は松下幸之助の神様
パナソニックには専門の社内祭祀担当がいます。
数ある企業神社のなかでも信仰心の”篤い”企業と呼べるのが松下幸之助翁です。(パナソニック創業者)。
同社には、なんと!正社員の祭祀担当者がいます。仕事はパナソニックの神社を管理すること。
大阪府門真市にある本社には、創業者の松下幸之助の家神である白龍大明神を祀った祠があり、社員である祭祀担当者が毎日袈裟姿でお香を焚く。
同じ社は全国約100以上の事業所にも分祀されており、すべての社で幹部社員列席のもと月例祭を営んでいる。
松下幸之助翁という経営の”神様”がつくった会社だから、こうした祭祀に篤いのでは決してなく、とかく理と利に走りがちな経営を諌め、会社、組織運営の難しさ奥深さを共有する機会となっています。
また後ほどお話しますが、松下家の守り神は龍神なのです。
起業も目指す方必見!まずはその前に松下幸之助さんから学ぼう!
ビジネスマインドをしっかり学び、そこから気づきを得て行動する。
松下幸之助のへびの話 ⭐️大事です
『経営秘伝―ある経営者から聞いた言葉―』(1991.11.1江口克彦著 PHP研究所)より引用。
「以前、この庭で、きみと勉強したことがあったな。
えっ? あのかえでの枝に大きなへびが巻きついておって、わしら、
その下を通ったことがある? それは知らんかったな。
そうか、そういうことがあったのか。そりゃ、お互い、運がええで。
昔な、わしがふたつか、三つのときに和歌山の家にな、
大きな蔵があったそうや。むろんわしは覚えておらんが、
会社がほどほど大きくなったころ、昔あなたの家でお手伝いをしておったものですが、
といって訪ねてきた人がいてな、そのおばさんが言うにはその蔵には
主と言われていたへびが一匹住み着いておったそうやが、
ある日、わしの兄さんや姉さんたちが集まって、
まあ子供だから遊び半分ということもあって
そのへびを石かなんかで殺してしまったというんや。
あなたは小さかったからそれに加わらなかった。
遠いところから眺めておっただけやったということや。
それでな、その人がいうにはあなたの兄弟が早死したのはそれが原因です、
あなたが成功したのはそれに加わらなかったからです、
とそういうことを言いにきたことがあったな。
まあ、そうかどうか知らんが、ああ、そういうこともあったんかと思ったことがあったな。
白いへびもわしは見たことがあるよ。
商売をはじめたてのころやったな、阪神百貨店があるやろ。
あのわきを歩いておったら、わしの前で白いへびが道を横切ってな、
いや、そんなに大きくはなかった。(中略)
まあ、だからどうと言うことでもないけど、
へびはいじめんほうがええようやな。
へびの下を通ったということは縁起がよかった、とそう考えよう。
わしも百八十歳までいけるかもしれん。ハハハ。」
松下幸之助と“運”の哲学
松下幸之助は、社員の採用時に「あなたは運が良いですか?」
という質問をすることで有名でした。
「運が悪い」と答えた者は、どれだけ能力が高くても
採用されなかったと言います。
これは、目に見えない「運」や「流れ」を信じ、
良い縁や良い氣(エネルギー)を持つ人と共に働きたいという、
彼の信念に基づいているのでしょう。
龍神信仰も、この“運”や“流れ”を象徴する存在として、
彼の精神と経営に深く根ざしていました。
現代ビジネスパーソンへのメッセージ
成功を収める経営者たちの多くは、
目に見えない“運”や“神様”を大切にしてきました。
松下幸之助も、ただの信仰心に留まらず、そ
れを企業文化にまで昇華させました。
現代を生きる私たちにとって、目先の利益やデータに頼りすぎるのではなく、
時には「感性」「信念」「ご縁」を信じて動くことも、
長期的な成功には欠かせないのかもしれません。
まとめ
松下幸之助は、幼少期から龍神を信仰していた
善女龍王(白龍大明神)を自らの守護神とし、自宅や会社に祀った
Panasonic本社や全国に分祠があり、専門の祭祀担当が存在する
信仰心と経営哲学が融合した、霊性の高いリーダーだった
起業も目指す方必見!まずはその前に松下幸之助さんから学ぼう!
ビジネスマインドをしっかり学び、そこから気づきを得て行動する。
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