「ごみを”増やさない” ”捨てない”ためには、どうしたらいいの?」 「このごみ問題について誰か取り組んでいるの?」
いい質問だね!ごみってこの時代さらに大きな社会問題だね。どうすればごみを増やさない、捨てない方法はないかね?
こんな疑問にお答えします。
石坂典子さんのごみを捨てない増やさな未来の社会と自然との共生を目指す
「ヤマユリ咲き誇るゴミ処理場」
- 石坂典子さんプロフィール
- 石坂産業の危機
- 石坂産業は、自然と共生する(生物多様性の森づくり)
この記事を書いた人 トム@世界に羽ばたく風雲児 【アラフィフ・バイリンガル】 貿易ビジネス×SNSのグローバル発信|英語•中国語可 | 海外ビジネス経験20年以上 ▶︎ 人生逆転決意で大手企業退職 ▶︎ 40代から第二の物語 ▶︎ リアルとSNSで世界へ挑戦。 Twitter:Youxitom
石坂典子さんプロフィール
撮影担当。日経ビジネス 石坂産業社長「チャットで集めた数字を毎日見て、変化を察知する」石坂典子社長https://t.co/dYw1tftXhL#石坂典子 #石坂産業 pic.twitter.com/bC6kwbueBz
— イナガキジュンヤ@プロカメラマン (@inagakijunya) February 8, 2022
石坂典子(いしざか・のりこ)
1972年東京都生まれ。 高校卒業後、米国の大学に短期留学。 1992年父親が創業した石坂産業株式会社に入社。 埼玉県所沢市周辺の農作物がダイオキシンで汚染されているとの誤報を機に、「私が会社を変える」と父親に直談判し、2002年社長就任。
石坂産業 ダイオキシン問題で疑わられる
埼玉県の所沢市・川越市・狭山市、三芳町の三市一町にまたがる「くぬぎ山」と呼ばれる雑木林はかつて「産廃銀座」と呼ばれ、産業廃棄物の焼却炉や処理工場が多く集まっていました。
1999年に、この地で誤報によるダイオキシン問題が発生し、産廃処理業者の石坂産業株式会社に疑いの目が向けられ、大きなバッシングを受けるようになりました。
ダイオキシン問題発生から2002年まで、この地では「石坂産業は出て行け!」という反対運動が起き、公害調停や裁判問題にまで発展していきました。
1999年、ダイオキシン問題で矢面に立たされた埼玉県の石坂産業。しかし以後「掃除教育」を軸とする様々な改革を一貫して行い、いま大きな注目を浴びている。逆境に負けず信念を貫く社長の石坂典子さんと、日本そうじ協会理事長・今村暁さんにお話を伺いました。 https://t.co/PwEgGeXYDa
— 致知出版社【公式】 (@chichi_words) July 1, 2019
日本では廃棄物は大きく2種類に分けられます。
一つは目は、市民が生活する上で出てくる「一般廃棄物」。
二つ目は、経済活動から出てくる廃棄物である「産業廃棄物」。
一般廃棄物は市民の税金によって処理されているのですが、産業廃棄物は税金ではなく各企業によって処分に出されており、そうした産業廃棄物の処理を行っているのが石坂産業です。
石坂典子さん社長就任
石坂典子さんの父親が生み出される多くの廃棄物の山を見て、「将来はリサイクル事業、資源を再生する仕事に取り組みたい」と考えていました。
石坂産業が大変なバッシングを受けている中、父親の夢を叶えるために、何かできることがないかを考えました。
そして父親に「社長をやらせてほしい」と告白したが、女性だからダメだと却下されました。この業界はいわゆる「男の世界」で、厳しい環境。父親は考えた末、社長をやらせるが試用期間を1年設けられました。
また当時は誤報によるダイオキシン問題で疑いの目が向けられ、大きなバッシングを受けている状態で大変な反対運動が起きていました。
この危機を解決するために、周囲の方々やお客様に石坂産業の考えを伝えていく方法が全くありませんでした。
ホームページもなく。石坂産業を知ってもらう手段は口コミ程度しかありませんでした。そこで石坂典子さんは、石坂産業の広報の役割も担いつつ、石坂産業の取り組みなどを可視化し、外に発信して伝えていこうと思いました。
そして石坂典子さんの意志は、永続する会社を作ること。そしてそのために永続させるために何をすべきかと考えました。
結論として「地域から必要とされ、愛される会社になる」と決意し、「産廃屋」という悪いイメージを脱却させるために行動を開始しました。
石坂産業「産廃屋」のイメージを変える
一番最初に手がけたのは、工場建設。全天候型のプラントにすること。
これまで社員は屋外で、雪の日も台風の日もカッパを着てゴミの選別をしていたのです。そのため、まずは社員の身体を守ろうという理由から全天候型のプラントを建設。
また、屋外で破砕処理の作業で、廃棄物のホコリなどが周囲に飛散して住民の苦情につながっていましたため、それを防ぐという目的もあったのです。
次の取り組みとしては、地域に認められる会社になるため、国際規格のISOを取得、そして次に工場周辺のボランティア清掃を開始。
石坂産業の生物多様性の森づくり
6月2日(水)19時〜
🌲明日も100年後も🌲
「自然と共生する」
循環型社会から見える美しい社会
🌿石坂典子先生🌿
石坂産業株式会社代表取締役さあ、地球レベルの健康を考えてみては😄
鳥越アズーリFMご視聴はこちらからhttps://t.co/2eRI9QfJEL#石坂産業#鳥越アズーリFM #産業廃棄物 pic.twitter.com/oIUimKqp7b
— ZENNOA健康チャンネル「つなげよう善のWA!!」 (@tunageyozennowa) June 1, 2021
第三者(日本生態系協会)に評価される仕組みを取り入れ、「生物多様性の森づくり」にチャレンジしました。
1年半かけて植栽など詳細な調査を経て取り組み始め、5年前にようやくJHEP認証(ハビタット評価認証制度)の最高ランクであるAAA(トリプルエー)を取得。JHEP認証とは「生きもののくらす環境に着目して森林環境を評価する手法」です。
評価が高ければ、より多くの生物がすみやすい森であるという意味になります。この最高ランクの取得を踏まえ「当社は30年、50年先を見据えて森の生体管理をしていく」というコミットメントをしたところ、石坂産業に対する周囲の目も変わってきたのです。
そして、周囲から「綺麗な公園になったら使わせてほしい」とか「桜が咲いたら花見をさせてくれるの?」などという意見があり、一般公開を行いました。
石坂産業の未来ビジョン
将来、エネルギー供給会社を目指す。地上にある資源の再生を担い、それがエネルギーとして使われる会社として永続していきたい。
海外展開については、この業界では、JICA(国際協力機構)の支援で、100社を超える事業者が海外に施設を作っている。海外で事業を運営できる人材を育てたいと考えている。発展途上国ではまだ一般廃棄物(生活ゴミ)の処理技術に取り組んでいる段階。次のフェイズとして国全体が経済的に豊かになれば建設系の廃棄物が発生するため、石坂産業の「98%の再生技術」が必要になってくるためです。
石坂典子さんの言葉
「捨てる時のことを考えてつくっていない」
1月15日公開予定のドキュメンタリー映画『The Story of Plastic』を一足先に視聴させてもらった。
この映画を見ながら思い出したのは、石坂産業の石坂典子さんの言葉
「捨てる時のことを考えてつくっていない」
いろんな素材を組み合わせて
より安く、より強いものをつくる素材メーカーでも、 pic.twitter.com/avyrBwkDci
— 田口一成|ボーダレス・ジャパン代表 (@taguchikazunari) January 5, 2022
こんにちは!
石坂産業株式会社採用担当です。4月21日(水)に経営トップセミナーが開催されます。環境問題をビジネスで解決していく、持続可能な社会に向けた取り組みについて代表取締役の石坂典子より講演させていただきます。
先着順となっておりますので、お早めにお申し込みください。#22卒 pic.twitter.com/c3nqBnLiIW— 石坂産業株式会社 新卒採用 (@ishizaka_2022) April 15, 2021
まとめ
私たちは、毎日実に多くのものやエネルギーを消費して生活しています。これに伴い、私たちの周りには目に見えるところ、目に見えないところで、非常に多くのごみ(廃棄物)が排出されています。
このような大量に排出されるごみを処理するために、多くの時間とお金が費やされています。また、これらのごみの処理を行っていく上で、最終処分場の不足といった課題が生じるとともに不法投棄などの問題も深刻になっています。
私たちは、限りある資源を無駄遣いしないためにも、これまでのように、多くのものを消費し、多くのものを廃棄していく生活を見直していく必要があります。
少しでも参考になれば嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございます。
関連記事
ドムドムバーガーの社長藤崎忍は専業主婦からの転身「思いやり経営」
宅食のサービスはこども・孤立親子向け「こども宅食」困窮家庭を救う
ブログランキング参加中で応援をお願い致します。
コメント