
学びの道を歩む上で、誰もが一度は
「どうやって学べばいいのか」
「自分のやり方で進めていいのか」
と悩むことがあるでしょう。
こんな疑問を解決します。

「学ぶために基本の型」
がわかると学びやすいですよ。
そんなときに指針となるのが、日本の伝統的な学びのステップ
「守破離(しゅはり)」です。
これは、武道や茶道などの芸道において、
技を極めるための3段階の成長プロセスを表す言葉であり、
現代の学びやキャリア形成にも応用できる考え方です。
重要になる土台、『学ぶ基礎』としての型です。
今回の記事を読むとわかること
本記事で紹介する「学ぶ基礎」を身につければ、学びの悩みが解決できます。
なぜなら 実際に私もこの事を実践して悩みを解決できたらかです。

「”型”がなくて、あなたに何ができるんですか?」
守破離とは何か?
「守破離」は、以下の3つの段階で構成されています:
守(しゅ):師匠や先輩が伝える型・基本を徹底的に守る段階。
まずは理屈を差し挟まず、忠実に真似て反復練習する。破(は):守り続けた型を一部崩し、独自の工夫や応用を加えはじめる段階。
試行錯誤がここから本格化する。離(り):最終的に型自体から離れ、自分なりのスタイルを確立する段階。
完全にオリジナルの流派を生み出すイメージでもある。
この考え方は、千利休の教え
「規矩作法守り尽くして破るとも離るるとても本を忘るな」
にも通じます。
つまり、基本を守り、そこから破り、最終的には離れるが、
根本を忘れてはならないという教えです。
学びの基本「型」を身につける
学びの第一歩は「型」を身につけることです。
「型」とは、伝統や習慣として決まった形式であり、規範となる方式です。
例えば、武道や茶道、伝統芸能などでは、まず基本の型を学びます。
これは、礼儀や作法から始まり、技術・技能、歴史に
培われた精神性までが含まれています。
先人たちが創り上げ、時空を超えて継承されてきた型には、
無駄がなく合理的であり、学びの基礎となります。
また、勉強や仕事においても「型」を作ることから始めるのは同じです。
例えば、受験勉強では、まず基本となる教科書や参考書を徹底的に使い、
基礎問題を繰り返し解くことで、基本的な知識を定着させます。
これが「守」の段階にあたります。
まずは「基本の型」を知りましょう。
「学ぶ」という言葉は、
「同じ学校で—・んだ仲間」
「よく—・びよく遊べ」
「苦労して人間のすばらしさを—・んだ」
このことから「学ぶ」とは「まねる」ことから始まります。教師が教える手本をまねながら身につけていくものが「型」といわれるものです。
「まねることは学ぶ」という「基本の型」から学ぶはスタートするのです。
「型」とは何か?
では型とは何か?
規則として尊重されるもの。名優,名人によって創造された表現形式
およびその技法といえる。芸における形式,精神両面にわたる骨格,しきたりであり,
こつでもある。
日本の芸は様式性 (視覚的) ,伝承性 (精神的) においてとらえられるために,
時間空間の定着として型が成立することになる。
型は家の芸となり,秘伝,口伝の伝授形式をもち,
それが示されることに寿祝性,儀礼性を帯びる。
※ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「型」の解説
とあります。「型」とはつまり、「伝統や習慣として決まった形式」であり、
それが規範となる方式です。
例えば、武道・茶道・伝統芸能などをイメージすると簡単に理解できると思います。
相撲や柔道などの稽古では、初めに「基本の型」を学びますが、先ほどお話したように、「学ぶ」とは「まねる」まず「まねて」から開始します。
礼儀や作法からはじまり、技術・技能、歴史に培われた精神性までが型に入っています。
先人たちが創り上げ、時空を超えて継承させてきた型には、無駄がなく合理的であります。
武道・茶道・伝統芸能・スポーツだけではなく、勉強や仕事も「型」を作ることから始めるのは同じです。
マネタイズ(まねる)することの価値とは?
「型」というのは、まず考えるよりも行動(実行)して身につけるという意識が大切です。
「何にも考えず型をマネタイズせよ!」「マネタイズ」とは、基本的に師匠と同じ言葉や動作を繰り返すことです。
マネタイズすることで長年に渡り磨かれ洗練された技能まで知らず知らずのうちに習得して行くのです。そして師匠に物の見方・考え方まで似てくるのです。
古来からずっと生き残っているもの、それは優れたものです。昔からずっと生き残っているものは、伝統芸能や武道の型があり、現在第一線で活躍している人のワザやノウハウがあります。それらは時を超えて残っているので、素晴らしいはずです。それを利用する手はありません。
「型」のないところからはじめても時間の無駄です。効率よく学び基礎をつけるためには、すでに存在しているものをマネタイズするのが近道なんです。
型を破り、独自のスタイルを築く
基本の型を身につけたら、次はそれを破り、
自分なりの工夫やアレンジを加えていく段階です。
これは「破」の段階にあたります。
例えば、受験勉強では、異なる参考書や問題集に取り組み、
異なる視点からのアプローチを学びます。
これにより、理解が深まり、応用力が身につきます。
さらに、勉強法の工夫として、自分に合った効率的な勉強法を見つけることが重要です。
例えば、暗記カードを作る、グループ学習を取り入れる、
動画学習を活用するなど、さまざまな方法を試してみましょう。
「型無し」「型破り」
武道や伝統芸能の世界では、「型」を身につけていない人のことを「型無し」と呼びます。
そして、基本の型を身につけた上で、そこから飛び出していく人を「型破り」と呼びます。このように「型無し」「型破り」は違います。
「型」を身につけることを受け入れて、態度、心の姿勢を整えましょう。
役立つと感じたらまずは実践すること、素直な心で何事も受け入れて取り組む、この姿勢は常に大切です。
型から離れ、独自の境地へ
最終的には、型から離れ、自分なりのスタイルを確立する段階に進みます。これは「離」の段階にあたります。例えば、寿司職人が長年の修行を経て、自分独自の握り方や味付けを確立するように、学びの分野でも独自の方法やスタイルを築くことが求められます。
この段階では、これまでの学びや経験を活かし、自分自身の力で物事を解決できるようになります。また、他者に教える立場になることで、さらに学びが深まります。
「型」を発展させる方法
「基本の型」を自分のものにし、学びの基礎を身につけたら
今度はその「型」を進化させていきます。
最初に覚えた型をそのまま使い続けていてるだけでは、
学ぶは深まっていきません。「型」を発展させていく必要があります。
守破離を実践するためのポイント
素直な心で学ぶ:まずは師匠や先輩の教えを素直に受け入れ、
忠実に実践することが大切です。反復練習を重ねる:基本の型を身につけるためには、
繰り返し練習することが欠かせません。自分なりの工夫を加える:基本を習得したら、
自分なりの工夫やアレンジを加えてみましょう。独自のスタイルを確立する:最終的には、自分自身のスタイルを確立し、
他者に教える立場になることで、さらに学びが深まります。
まとめ
「守破離」は、学びの道を進む上での指針となる考え方です。
まずは基本の型を守り、次にそれを破り、最終的には離れて独自のスタイルを確立する。
このプロセスを経ることで、学びは深化し、成長へとつながります。
学びに悩んでいる方は、ぜひ「守破離」の考え方を取り入れてみてください。
少しでも参考になれば嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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