「ゴジラ-1.0」アカデミー賞 視覚効果賞を受賞 山崎貴監督
アメリカ映画界で最高の栄誉とされるアカデミー賞が発表され、山崎貴監督の「ゴジラ-1.0」が日本映画として初めて視覚効果賞を受賞しました。
日本で製作された実写のゴジラ映画としては通算30作目となります。
数々の話題作を生み出してきたヒットメーカーの山崎貴が監督・脚本・VFXを手がけました。タイトルの「−1.0」の読みは「マイナスワン」。
「無(ゼロ)」になったこの国に、追い打ちをかけるように突如ゴジラが出現します。
ゴジラはその圧倒的な力で日本を「負(マイナス」へと叩き落とします。
ゴジラ-1.0
あらすじ・ストーリー
出兵していた敷島浩一は日本へ帰還するが、東京は焼け野原と化し、両親は亡くなっていた。
人々が日々を懸命に生き抜いていく中、浩一は単身東京で暮らす大石典子に出会う。
とても凄いの一言でした。
ゴジラ-1.0が凄い理由 1.ドラマ部分と怪獣部分の融合
なんで凄いかというと、ドラマとドラマ部分と怪獣部分を両立しているのです。
主人公はちゃんと怪獣と対立関係にあるのがすごいのです。
感動できるドラマと怖い怪獣が両立しているのです。
他の怪獣映画で言えば、「キングコング」以来本当に初めてなんです。
オリジナルのアメリカ映画のキングコングは、怖い怪獣というかあの大猿の
キングコングとあと泣かせる話、なんでキングコングが女性を襲うのか?
女性が逃げたいからか、女性の恋人はキングコングと戦うことを決意するのか
追いかけることを決意しないといけないのかをちゃんと融合しているのです。
そしてキングコングを見て、円谷英二たち 田中友幸プロデユーサーが作ろうと
思ったゴジラですが、そのドラマ性を入れようとしたのですが、なかなか入れる
ことができなかったのです。
初代ゴジラが最高傑作ではないのです。
初代ゴジラはキングコングに追いつこうとしたのですが、特撮とかはすごいのですが、
ドラマ的にちょっと届かなかったのです。
ゴジラ-1.0が凄い理由 2.物語が完結している
『ゴジラ-1.0』
登場人物スペシャル映像を公開。強い意志を持ってゴジラに立ち向かう
登場人物たちの姿と、熱い言葉の数々。既に映画を観た人も、
これから観る人も
ぜひ劇場で、何度でも
“胸が熱くなる”体験を。#大ヒット上映中#ゴジラ#ゴジラマイナスワン#生きて抗え#GodzillaMinusOne… pic.twitter.com/yrCrPvXSuG— 『ゴジラ-1.0』【大ヒット上映中】 (@godzilla231103) November 22, 2023
物語が完結するというのもすごい理由です。
怪獣映画でこのぐらいのキャラクターものだったら、一応一般大衆にはちゃんと
終わっているというのがわかります。
普通の人が親子連れで観に行った時にはちゃんと終わっているのです。
1話完結しているのです。そして続編も可能な作りになっているのです。
ゴジラ-1.0が凄い理由 3.海外でヒットできる
この「ゴジラ-1.0」は海外でヒットできる構造になっています。
これはなぜかと言うと、行動を守っていると言うかレギュレーションを守っているのです。
映画.comのゴジラ-1.0の評価
ゴジラ-1.0 ★★★★⭐︎ 4.0
ゴジラ1954 ★★★★ 4.3
ゴジラ ★★ 2.7
シン・ゴジラ ★★★ 3.7
モンスター ★★★ 3.6
ゴジラVSコング★★★ 3.5
位置付けとしてシン・ゴジラというのは、怪獣映画というジャンルでは最強なのですが、
ゴジラ-1.0は怪獣映画ではないのです・・・?
ゴジラ-1.0は王道でゴジラを作ったというところが凄いのです。
──以前から、山崎監督には制作オファーがあったそうですが、今回ようやく引き受ける決断をされたのは、なぜですか。
僕は元々ゴジラの大ファンだし、もちろん制作への興味はありました。
でも『ALWAYS 続・三丁目の夕日』(2007、以下『ALWAYS』)という作品で
ゴジラにゲスト出演してもらった際に、CG作業があまりにも大変だったんです(笑)。たった2分の登場シーンに、スタッフの半分が6カ月間もかかりきりになってしまった。
当時のマシンや技術力ではそれが限界で、「こんな状況で本編をやるなんて、とても無理だな」と。思い描いているクオリティに仕上げるには、まだまだ時期尚早だと思っていました。しかしそれから、飛躍的にマシンや技術が進歩した。
僕自身も、実写のような海の表現、クリーチャーの滑らかな動作など、映画ごとに断片的に、VFXの技術検証や制作経験を積ませてもらいました。そして『アルキメデスの大戦』(2019)の完成後に、東宝の市川南さんより改めてお話をいただいて。今ならゴジラ映画の本編をやれるのでは、という絶好のタイミングでした。
また、恐怖という点でいえば、今作はゴジラとの距離が史上最も近い作品になっています。
大きなスクリーンなら、実物大のゴジラと対峙したかのような錯覚を味わえます。「ライド」を作った際に、僕自身が、息がかかりそうな距離のゴジラの恐ろしさを体感しました。着ぐるみでは、そうはいかない。
デジタルだからこそ、ディテールが無限に再現でき、いくらでも近くに寄っていけるんです。
もちろん、作り込むほどマシンの負荷は大変になりますが、今までとは違う手法をとる以上、そのメリットを100%使わなければ、着ぐるみで撮影した頃の作品に特有の、
あの緊迫感や実在感には、とても太刀打ちできないと思いました。
理想のゴジラに寄っていけるからなのです。
デジタルを有利に使っていると思いました。
一方で、ゴジラ映画づくりはなかなか面白いので、人には渡したくない気持ちもあります。
喉元を過ぎると、僕は大体忘れられるんですよ。だからこそ、監督を続けられている。
誰かのゴジラも観たいけれど、次回も僕が作りたい。非常に複雑な気持ちです(笑)。
まとめ
リアルタイムで劇場に駆けつける価値もあります。
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