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ムツゴロウさんは動物との信頼関係は子供の頃のイジメの影響から?

ムツゴロウさんは動物との信頼関係は子供の頃のイジメの影響から?教育
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「ムツゴロウ」の愛称で親しまれ、動物とのふれあいをテーマに多くの文学作品を執筆し、テレビ番組などでも活躍した作家の畑正憲さんが5日、心筋梗塞のため亡くなりました。87歳でした。

その名を一躍とどろかせたのは、フジテレビ系で20年以上にわたって放送されたドキュメンタリー特番『ムツゴロウとゆかいな仲間たち』(1980~2001年)です。

猛獣に対しても体当たりで戯れてコミュニケーションすることで、
多くの人たちに動物への興味や命の平等さを説き、
最高世帯視聴率30%(ビデオリサーチ調べ・関東地区)を超える人気シリーズになったのでした。

1967年に、著書「われら動物みな兄弟」で作家デビューして以来、40年以上に渡り、数多くの自然や動物に関する著書を出版するほか、テレビ番組「ムツゴロウとゆかいな仲間たち」により、動物たちと触れ合っている印象の強い、ムツゴロウこと畑正憲(はた まさのり)さんですが、その原点は、生い立ちにあったようです。

 

しかしTVシリーズは2001年に終了し、2000年代後半には北海道の中標津から東京のあきる野市に移転した「ムツゴロウ動物王国」も閉園。3億円とも言われる巨大な借金を抱えたが、それもあふれるバイタリティで完済し、現在は40年前に移り住んだ北海道の中標津にある大自然に囲まれたログハウスで生活していました。

 

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ムツゴロウさん(畑正憲)のプロフィール

 

名前:畑正憲(はたまさのり)
愛称:ムツゴロウさん
出身地:福岡県福岡市→満州→大分県日田市
生年月日:1935年4月17日(87歳)22年6月時点
職業:小説家・エッセイスト・動物研究科・プロ雀士・ナチュラリスト
出身高校:大分県立日田高等学校
出身大学:東京大学入学 理科Ⅱ類理学部動物学科→東京大学院理学系研究科修士課程
職歴:学習研究社(現・学研ホールディングス)映像部門


ムツゴロウさん(畑正憲)の経歴

○1935年 福岡市に生まれる。医師の父、助産婦の母とともに
旧・満州へ開拓団として移住。戦後は大分の日田で多感な青春時代を過ごす。

○1954年 東京大学入学。理学部生物学科を経て生物系大学院に進む。

○1960年 学研映画局に入社。記録映画制作に従事。

○1968年「われら動物みな兄弟」で第16回エッセイストクラブ賞受賞。
退社後、本格的に著作活動を開始。(エッセイストデビュー)

○1971年 動物との共棲を目指し、北海道厚岸郡の無人島に熊や馬を連れて移住。
翌年、浜中町で「ムツゴロウの動物王国」を建国する。

様々な動物を溺愛する姿がフジテレビ系の人気番組
「ムツゴロウとゆかいな仲間たち」で紹介され全国の人気を得る。

○1977年 第25回菊池寛賞を受賞。著書は『畑正憲作品集』『ムツゴロウの青春記』
『ムツゴロウの動物交際術』など多数。

○1986年 映画「子猫物語」を監督

○2004年 「東京ムツゴロウ動物王国」オープン・画集『ムツゴロウとゆかいな動物たち』

○2007年 「東京ムツゴロウ王国」閉園・北海道へ戻る

○2011年 第1回日本動物学会教育賞受賞

○2020年6月 YouTube「ムツゴロウの656」開設

幼少期は医師である父親の赴任先の満洲で育つ

ムツゴロウさんは、医師であるお父さんのもと、5人兄弟の3番目として、福岡県福岡市で誕生すると、3~4歳の頃、お父さんの赴任先である満洲国に家族と共に移り住んだそうで、

(満洲に渡る前には、八幡(現・福岡県北九州市)で予防注射を打たれたそうですが、怖くて逃げ回ったことが今でも忘れられないそうです)

そこは、周囲を見渡しても何もなく、昼間はオオカミの遠吠えが聞こえ、山ではキジやハトが、川ではナマズやフナがいくらでも捕れる、豊かな大自然の中の開拓団の村だったそうですが、

(ムツゴロウさんがナマズやフナを釣って帰ると、おかずになると家族からとても喜ばれたそうです)

ムツゴロウさんは、当時、住んでいた家について、

小さいころの記憶って、あてにならないこともあるじゃないですか。それで僕、引き揚げてから60年が経ったころに住んでいたところに行ってみたんです。

そうしたら、まぁよくこんなところに住んでいたわって驚くくらい小さな泥作りの家でした。ひどいものでしたよ。「住めば都」とは言うものの、子どものころもひどい家だなとは感じていたんです。

でも実際に大人の目で見てみると、それよりもはるかにひどい有様だった(笑)

と、語っています。

ムツゴロウ一家は開拓団だった

ちなみに、ムツゴロウさんによると、一口に開拓団と言ってもいろいろなケースがあるそうで、ハルビンのような都会に行けば、九州よりも住みやすいほど快適な環境で暮らすことができたそうですが、

ムツゴロウさん一家の開拓団は、原野を切り開いて村を作った本当の開拓団だったそうで、開拓されていない土地に喜んで行く医師がいなかったため、お父さんは珍重されたのだそうです。

3~4歳の頃、医師であるお父さんの赴任先の満洲に移住し、開拓団の村で育ったという、ムツゴロウこと畑正憲(はた まさのり)さんですが、小学2年生の時、幼年学校に通うために帰国することになったお兄さんに同行して日本に帰国し、親戚の家に居候するようになると、実の子と明確に差をつけられて、人間不信になってしまったといいます。

ムツゴロウさんの帰国後は空腹状態で人間不信に陥っていた

そして、どうにか、無事に日本に帰国したムツゴロウさんは、その後、大きな農家の親族を頼って大分県日田市に移り住んだそうですが・・・

(お父さんは農家の長男だったそうです)

そこでは、自分の子供でないことから、差をつけられたそうで、美味しい食べ物が食卓に置かれた際、ムツゴロウさんが喜んですぐに手を伸ばすと、ペシッと手を弾かれて、「この子は、すじい(ずるい)」と言われ、

(礼儀上、最初に取ってはいけないという意味)

最後に残ったものを取ろうとすると、これまた、ペシッと手を弾かれ、「ほかにも欲しい人はたくさんいるはず。預けられている子はダメだ」と言われたほか、

そのほかの時も、このような調子で、おかわりすることもできず、いつもお腹を空かせている状態だったことから、近所の畑に忍び込んでは、キュウリやナスを食べて飢えをしのいでいたそうで、

ムツゴロウさんは、子供心にも、

人間ってこんなもんか

と、悔しいより、悲しい気持ちになったのだそうです。(小学4~5年生頃)

 

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ムツゴロウさん小学校でもイジメられるも・・・

喪失のために涙を流す少年

満洲から命からがら帰国するも、その後、身を寄せた親戚宅では、預けられていた子供だったため、冷たい扱いを受けていたというムツゴロウさんは、このことをきっかけに、根本的な部分で人間不信に陥ってしまったそうですが、

小学校でも、登校初日、教室に入ると、いきなり、いろいろな物を投げつけられ、それらが頭に当たって流血したそうで、

(飛んできた物は竹刀のつばだったそうで、今でも頭に傷跡が残っているそうです)

ムツゴロウさんは、

当時の(大分県)日田なんて、しょせんは田舎ですからね。田舎の人間は、よその国で育った人間・・・しかも親と離れ離れになっている奴なんて、知ったこっちゃないんですよ。そのへんは向こうの気持ちもよくわかります。

と、語っています。

イジメっ子と1対1で決闘し勝利していた

Free Argument Conflict photo and picture

そして、終戦から2年が過ぎた小学校6年生の時、ようやく、お父さんが満洲から帰国したそうで、これでようやくイジメから解放されるかと思いきや、

まだ、突っかかってくる者が絶えなかったことから、ついに、ムツゴロウさんは、決闘することを決意したそうで、えんどう豆を育てるための竹の棒を引き抜き、「来い!」と叫びながら、剣道のルールで、1対1で対決したそうで、

(相手は、ムツゴロウさんより3歳年上の「ドブネズミ」というあだ名がついた悪ガキだったそうです)

ムツゴロウさんは、竹の棒が割れるまで、容赦なく相手を殴って、相手を大出血させ、ワンワン泣かせたそうで、ムツゴロウさんは、「思い知ったか!」と、吐き捨ててその場を去ったのだそうです。

 

イジメで悩んだことはなかった

椅子に座っている黒いジャケットの男

すると、その後、相手の親が激昂しながらムツゴロウさんの家に乗り込んできたことから、ムツゴロウさんのお母さんが、「だったら、もう一度闘わせて白黒つけさせましょうよ」と言うと、

その剣幕に、相手の親もあっけにとられ、それ以上突っかかってくることはなく、事なきを得たそうですが、

ムツゴロウさんは、

今はいじめが社会問題化しているけど、僕の場合は元来が陽気な人間でしたからね。いじめられたからってウジウジ悩むこともなかったし、殴られたってケロッとしていた。そこはある意味で幸運だったのかもしれない。

と、語っており、

学校でのイジメは、親戚宅で虐(しいた)げられていた時ほどのダメージはなかったのだそうです。

 

少しでも参考になれば嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございます。

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コメント

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