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【カルピスの歴史】モンゴルの「酸乳」から生まれた!三島海雲が夢見た“健康飲料”の真実

「カルピスの誕生秘話|モンゴルの酸乳から生まれた日本初の乳酸菌飲料」たった一つの考動で人生が変わる
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ゆず子
ゆず子

カルピス大好き!ドリンクバーにも
当たり前のように入っている、
日本人で知らない人はいないでしょう!

 

私も生まれた頃にはもうカルピスはあったね・・

 

ゆず子
ゆず子

カルピスっていつから売り始めたの?
カルピスの歴史ってどんなの?

 

 

よく知らないけど・・・
一緒に学んでみようね!

 

こんな疑問にお答えします。

 

今やドリンクバーの定番、夏の風物詩としても人気の「カルピス」。

その爽やかな味わいは、日本人なら誰もが一度は飲んだことがあるはずです。
しかしこのカルピス、実は「滋養強壮ドリンク」として
誕生したことをご存じでしょうか?

 

 

結論:
カルピスは、三島海雲が開発した、人々の健康のために真剣に考えられた飲み物なのである

 

カルピスの歴史は日本の大正時代三島海雲が○○○をヒントに乳酸菌を開発

 

今回は、カルピスの誕生秘話から、開発者・三島海雲の壮大な挑戦、
そして名前の由来や戦時中の役割まで、意外と知られていない
「カルピスの歴史」に迫ります。

 

カルピスの発売は1919年(大正8年)7月7日。
すでに100年以上の歴史を持つロングセラー商品です。

当初は「健康に良い」「滋養強壮のための飲み物」として開発されました。
現在のような「ジュース感覚」ではなく、むしろ医薬品に近い立ち位置だったのです。

このカルピスを生み出したのが、実業家・三島海雲(みしま かいうん)
彼の人生と信念が、カルピスの開発に大きな影響を与えました。

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三島海雲とは何者だったのか?

三島海雲は1878年(明治11年)、現在の大阪府箕面市にある
浄土真宗の寺「教学寺」で生まれました。
父は住職という仏教一家の長男として育ちます。

京都の西本願寺にある学寮で仏教を学び、のちに
英語教師や仏教大学(現・龍谷大学)で学びを深めた後、
1902年に中国大陸へと渡航します。

この海外経験が、カルピス誕生の鍵となるのです。

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モンゴルで出会った「酸乳」=ジョウヒ

海雲は中国で貿易業を営んでいたある日、
軍馬の調達のためにモンゴルへ向かいました。
その長旅の疲れから体調を崩した彼を救ったのが、
現地の遊牧民がふるまってくれた発酵乳「ジョウヒ」でした。

ジョウヒは、牛乳のクリームを乳酸発酵させた後に砂糖を加えた、
酸味のある飲み物です。

このジョウヒを飲んだ瞬間、海雲は体調が回復。
その驚きと感動が、「乳酸菌の力」に対する確信へとつながります。

「これを日本でも作れば、健康を支える飲み物になるはずだ」

海雲は帰国後、ジョウヒにヒントを得て日本版の乳酸菌飲料を研究し始めます。

 

ジョウヒという飲み物は、牛乳のクリームを2~3日発酵させて砂糖を加えたものです。

 

孰酥(じゅくそ)とは
① 五味(ごみ)の一つ。牛乳の精製過程での五階級のうち、第四にできるもの。生酥(しょうそ)をさらに精製したもの。

 

ジョウヒの栄養素に驚いた海雲は、日本へ帰国した後、
同じような飲み物が作れないかと研究を始めました。

大正時代、すでにヨーグルトなどの乳酸を使用した食品は出回ってはいましたが、
それ以上に美味しく、なにより病気に負けないジョウヒは絶対に売れると、
海雲は考えたのです。

研究の末ついに、ジョウヒに似た乳酸飲料に砂糖を加え、
飲みやすくした「醍醐味(だいごみ)」
というカルピスの
前身となる製品を発売しました。

しかし、原材料が高いなどの理由で大量生産することができず、
販売できなくなるという事態になってしまいました。

 

試行錯誤の末に誕生したカルピス

最初に生まれたのは「醍醐味(だいごみ)」という試作品。
ジョウヒを再現しようとしたもので、健康効果が期待されていましたが、
原材料が高価で大量生産ができず、市場に広がることはありませんでした。

しかし海雲は諦めません。失敗から学び続け、
製造過程でできる副産物に砂糖を加えて改良を重ねた結果、
ようやく「カルピス」が誕生します。

そして1919年、ついに商品化。発売当初はカルシウムなども添加され、
「滋養強壮ドリンク」として販売されました。

 

私心を離れよ!そして大志をもて! 三島海雲

 

 

 あきらめず、開発と研究に情熱を注いでいく、三島海雲。
まさに反骨精神を持つ、ダイソンの創業者と同じく、失敗を恐れない!

 

関連記事:

大正8年7月7日、当時の人々に不足気味であったカルシウムなども添加した、
滋養強壮ドリンク「カルピス」が発売となったのである。

名前の由来は仏教の言葉だった!

「カルピス」という不思議な名前の由来も、
三島海雲のルーツに関係しています。

仏教の中で「最高の味」という意味を持つ言葉「醍醐味(だいごみ)」や、
「熟酥(じゅくそ)」という言葉があります。

海雲は、サンスクリット語で熟酥を意味する「サルピス(Sarpis)」から
インスピレーションを得て、「カルシウム+サルピス」=「カルピス
という名前にしたのです。

仏教と西洋の科学が融合した、ユニークなネーミングだったのです。

 

 カルピスの「カル」はカルシウムの「カル」なのです。

 

カルピスが発売されたのは191977

発売後は乳酸菌ブームであったことや、美味しさなども評判となり、
カルピスはあっという間に人気商品へ。
現代でも人気が高い乳酸飲料として愛されているのである。

 

カルピスは、発売当初は健康をアピールした
滋養強壮飲料製品として開発されたんだね!

 

 

 

「初恋の味」でブレイク!広告戦略も秀逸だった

発売当初、カルピスは「滋養強壮飲料」としてスタートしたものの、
徐々に「爽やかで甘酸っぱい」味わいが話題に。

昭和初期には、なんと**キャッチコピー「初恋の味」**でブレイクします。

甘酸っぱさと白く淡い色合いが、恋のイメージと結びつき、
多くの若者に親しまれました。

 

 

 

ゆず子
ゆず子

滋養強壮飲料なのに、
このキャッチフレーズとのギャップ!
よくわかりませんね!

 

大正時代のあの頃には刺激が強いようにも聞こえますが、
それ以外にもインパクトが強い広告が多く作られました。

その頃の宣伝は、子供雑誌の中に掲載され
漫画などを使ってわかりやすくカルピスの健康効果を説明したものが多かったようです。

たとえば、記録が伸びない円盤投げの選手が
カルピスを飲むと世界記録を更新したとか…

 

カルピス発売から4年後の大正12年に関東大震災が起こり、
瓦礫の街となった東京に、海雲は冷たいカルピスをもって駆けつけたといいます。

飲水に困り、住む家を失った人々は、カルピスを飲んで生きる力をもらいました

 

関東大震災、そして戦争へ…カルピスが支えた人々

カルピスが発売されてからわずか4年後の1923年、関東大震災が発生。
東京の街が壊滅状態となるなか、三島海雲はカルピスを持って被災地へ駆けつけました。

飲み水が乏しい中、カルピスは栄養を補う貴重な飲み物となり、
多くの人に力を与えたといいます。

さらに、太平洋戦争中には日本軍の補給物資としてもカルピスが使われていました。
前線では、大きなタライにカルピスが用意され、兵士たちが自由に飲めるように
していたとの記録も残っています。

 

 

カルピスは、三島海雲が開発した、人々の健康のために考えられた飲み物なのである

 

カルピスの原液の歴史は100年

大正時代から今まで続いている「カルピス菌」の原液を注ぎ足して作り続けています
うなぎ屋さんの「秘伝のタレ」のようなものですね。

関連記事:秘伝のタレと言えば・・・

 

「カルピス菌」が失われてしまえばその時点で終わり。
「カルピス」は二度と作れなくなります。原液はまさに「カルピス」の命です。

現代まで続く「健康へのこだわり」

カルピスは今も乳酸菌研究を進め、健康飲料としての
価値を進化させ続けています。

例えば、「届く強さの乳酸菌」シリーズは、
睡眠の質を高めるなどの効果を打ち出し、多くの世代に支持されています。

当初からのコンセプト「人々の健康を支える」という信念が、
100年以上経った今も脈々と受け継がれているのです。

カルピスのCM集

発売当初、甘酸っぱいということから「カルピスは初恋の味」
という当時としてはモダンなキャッチフレーズが話題となりました。

近年では女優の登竜門としても浸透したカルピスのCM。
そこでCMの歴代女優、CMソングとともに少し振り返ってみたいと思います。

1993年

カルピスウォーター CM【後藤久美子】1993 カルピス

出典元:(YouTube:カルピスウォーター CM【後藤久美子】1993 カルピス) 1993年にCMに起用され一気にカルピスの顔となった後藤久美子

2012年

【CM】カルピスウォーター カラダにピース 2012 能年玲奈①

出典元:(YouTube:【CM】カルピスウォーター カラダにピース 2012 能年玲奈①)
2012年からキャンペーンガールを努めた「のん」。

 

美味しいカルピスを味わってください!

 

まとめ:カルピスは“健康と希望”の象徴

カルピスの誕生は、単なる清涼飲料の開発ではなく、
一人の男の信念と努力の結晶です。

モンゴルでの出会い、失敗からの試行錯誤、そして健康を願う思いが重なり、
日本中に愛される飲み物が生まれました。

今では「夏の定番」や「初恋の味」として知られていますが、
そのルーツを知れば、カルピスを手に取るときの気持ちも少し変わってくるかもしれません。

次にカルピスを飲むときは、ぜひその深い歴史と三島海雲の情熱を思い出してみてください。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

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