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絵を描いてみたい!初心者も始めれば人生が楽しなる

生活
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絵を描くのを始めようかなぁ〜

 

「これからまったく初めて、絵を描いてみたい」
と思っている人でしょうか?

それとも、

「いま、絵を描いているけれど、もっと自分らしい絵を、うまく描けるようになりたい」
と思っている人でしょうか?

この記事は、その両方の人のためにまとめたものです。

できれば、絵についての経験、未経験を問わず、いままで抱いていた「絵を描く」ことに
ついての常識や概念をいっさい忘れ、白紙になって読んでいただきたいと思います。

また、この記事では、「絵を描く」という場合の「絵」とは、
「モノのかたちを、誰にでもそれがなんであるかわかるように描いたもの」を指すことにします。
つまり具体的な絵、具象画ということです。

 

あなたがこれから描く人間の姿、花、食べ物、街の風景などなどを、見知らぬ人が初めて
見ても、それがなんであるかすぐわかる、幼い子どもが見ても年輩の人が見ても、外国の人
が見ても、それがなにを描いたものかすぐわかる、それが具象画です。
具体的なものを、思ったように描くことこそが、あらゆる絵の基本だと私は考えます。

 

結論:「絵がうまくなるための3つの法則」

その1:
なにを描くときでも「実物」を見て描くこと

その2:
なにを描くときでも「線」でかたちをとること

その3:
「色」を塗るときは理性を捨て、心を開くこと

「私にできるだろうか?」などと思うかもしれません。

心配はご無用。あなたがまったくの初心者でもこの方法ならきっと描けるのです。

 

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絵を描いてみたい!初心者も始めれば人生が楽しなる

私は、いままで正式に絵を習ったということが一度もありません。

特定の先生に救えを受けたということもありません。
いうなれば独学ということになります。

独学というと聞こえはいいのですが、実際は、まったくの自己流をほとんどやみくもにつづけてきただけといっていいと思います。

絵の描き方やスタイルも、ひとりで考えていろいろ描くうちに、何十年かの間に自然にいまのように
なっていくのです。

絵らしきものを描き出したのは、母親に聞いたところによると、物心ついたごろのことのようです。
なにしろテレビなどない時代ですし、私の生まれた家は東京の下町にありましたから気のきいた遊び場も公園もありませんでした。

子どもは荒川の隅田川の周りで遊ぶか、雨の日や寒い日は家のなかでいたずら描きとか、ベーゴマ遊びをするしかないのです。

 

マネ描きからのスタート

丁寧な鉛筆の繰描きでマネ描き、つまり模写をしました。
何枚も何枚も描くうちに、けっこうそっくりに描けるようになるものです。

そして、マネ描きというものは、本物に近づけば近づくほど嬉しいので、一ミリもおろそかに
すまいと、集中して線を引くようになっていきます。

マネ描きはこうしてスタートしたのですが、いま思えば、これが私の「線」で描く始まりでもありました。

スケッチって面白い!

小学校に入り、図画の時間で初めて「スケッチ」という描き方を知りました。

そのころは、スケッチという言葉はなく「写生」と呼んでいたのですが、考えてみればこ
のほうが「生」を「写」すのですからわかりやすいですね。

これは、机の上に弁当箱とか、木の葉などの「実物」を置いて、それを見ながら画用紙に
鉛筆で、そっくりに描くということです。

いままでのいたずら描きやマネ描きとは比べものにならないくらい嬉しくなるのです。

写生をして描いた絵には、なぜか「私が描いた絵だ」という気持ちがはるかに強く感じられた
ように思いました。

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とりあえず揃える画材は?


まったく初めての人でも、これから述べる方法で絵を描き始めるとしたら、まずはペン一
本とスケッチブック一冊さえあれば充分です。

でも、ひと通り自分だけの画材が手元に揃うと「さあ、描くぞ!」という気分がフツフツ
と湧いてくるものです。
ぜひ以下の道具を揃えてみてください。

画材屋さん、デザイン用品の店のほか、東急ハンズ、ロフト、伊東屋、世界堂、ユザワヤ
などの大型店で品物を見ることができます。

全部揃えるとして、予算は一万円前後、水彩絵具の最高級の品を入れるとすれば一万五千円くらいかと思います。

ペン

これからいちばんよく使う道具です。
インクの色が黒であること、耐水性であることが条件です。
ただし油性インクは線が油で滲むという欠点があるので水性インクのものを選んでください。

また、ボールペンよりもフェルトペンのほうが、線が柔らかく引けます。
ということで、

おすすめは、★ピグマグラフィック(サクラクレパス製)の〇・五ミリ、一・〇ミリを各二本。一本二百円。

ピグマの一・〇ミリに代わるものとして、

★リブ(三菱鉛筆製)、★プチ(パイロット製)
があります。

店頭で試し描きをして、相性のよいものを選ぶこと。こちらは一本百円。
ほかに、太目の線をグイッと引きたいときは★ピグマ三・〇ミリまたは二・〇ミリ。
五ミリでは細すぎるという人には★ピグマ〇・八ミリがおすすめ。極細の固い線が好みの人
には★ユニボール(三菱鉛筆製)などがあります。

スケッチブック

とりあえずはF4サイズ(B4サイズに近い)とバッグに入る小型サイ
ズを一冊ずつ揃えてください。

水彩用紙や厚手の紙質のものではなく、手ごろな画用紙系統の白い紙のものがいいでしょう。

★14サイズ―F4・HOMO(アポロ製)またはF4(マルマン製)
あるいはこれに似たものから気に入ったものを一冊。

★小型サイズHOMOドローイング(アポロ製)、S16(マルマン製)、ポケット・クロ
ッキーブック13(マルマン製)あるいはこれに似たものから気に入ったものを一冊。

 

水彩絵具を多く使うようになったら、次の水彩紙がおすすめです。
ペン描きをするので紙の表面の凹凸が少ないものがいいです。

★水彩用紙――アルシュ(フランス)、ストラスモア、
クレスター(ホルバイン製)などなど。それぞれサイズはいろいろあります。

 

横長の絵や、ワイド、パノラマサイズでスケッチする場合は、
★横長サイX―LANDSCAPE・GT-8088・G-8(ミューズ製)。
★ワイドサイズ―ーアポロワイドF6(アポロ製)などがあります。

ペンシルホルダ

下描きが必要なとき、色メモ用などに使います。
ステッドラー製、カステル製、ユニ(三菱鉛筆)製などがあります。
鉛筆でも0K。ホルダー用の芯は2Bか3B。
消しゴムはどんなものでも0K。

 

水彩絵具セット

ペンの線を際立たせるために不透明絵具ではなく透明絵具を使います。
セットには固形とチュープ入りのものがありますが、旅行やもち歩きのときに使いやすいの
で固形を用いるようにします。
各セットにはすでに決まった色が入っていますが、後でバラ売りを買っての入れ替えや追
加ができます。

★園形透明水彩絵具二十四色セット・ペリカン製(ドイツ)。四千円くらい。
または、ちょっとむりをしてウインザー&ニュートン製(イギリス、ただし大衆版のコットマンではないもの)。
固形の十六色セットが一万円くらい。
ンケ製(ドイツ)、レンブラント(ターレンス・ジャパン製)の十六色でいい。

 

水彩筆

丸筆の大・中・小、三本あればよい。筆は一本数百円のナイロン筆から一万円以上のコリンスキー筆までかなり差があります。

初めはナイロンや合成ものでも、充分ですから、とりあえずはそれで揃え、色塗りに慣れ
たあとでいい筆を求めたらいいでしょう。

コリンスキーなど高価な筆はたしかにとびきり使いやすいです。

★合成混毛筆またはナイロン筆・1O4、100またはM6、8、12の計三本。
計2,500円〜3,000円くらい。
メーカーは、ホルバイン、ウインザー&ニュートンなど。
また、日本画用の彩色筆や則妙筆も水彩筆として使えます。

プラスチック製筒形か箱形の筆入れを一緒に買っておくといいでしょう。

 

パレットと筆洗

絵具セットについているパレットは小さいので、別にプラスチック・パレットを一枚もっているといい。
筆洗は、プラスチックの三つ重ねになっているものが便利。

その他として、ペン、ペンシルホルダーを入れるペンケースと、水彩絵具セットや筆、筆
洗などをもち歩くネットバッグなどの入れ物があると便利です。

 

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いよいよあなたが絵を描く番です。

これからは、なにかを想像や記憶で描くということはいっさいしないようこしてください。

 

宇宙人になった気持ちで見つめる

 

 

すべて「実物」を前にして、それを見てから初めて描くということにします。

例えば、タマゴ1個でも。「あ、タマゴなら簡単」と描いてはいけません。
必ず実物のタマゴを冷載庫から出してきて、日の前に置いて描くようにすることです。

まずは、一番描きやすい、なにか細長いものから始めることにします。
野菜ならネギ、セロリ、キュウリなどがいいでしょう。

では、とりあえずここにキュウリを置き、スケッチブックも広げ、0.5ミリのベンを持ちます。

キュウリを横にして、見つめてください。

この観察することから、絵を描くことが始まっています。

 

目の前のモノを「これはバンだ」とか「焼きたてを250円で買ってきたものだ」
などというふうには見ないことです。

そうした知識や概念をもたずに、白紙の気持ちで見てください。

そう、あなたがどこかの星からやってきた宇宙人であり、
この地球に来て、初めて見たフンギな物体を見るような、みずみずしい好奇心で見つめるのです。

 

それが知性で見るのではなく、「感性」で見るということです。

 

 

しばし見つめると、次には、「これを、どう描けばいいのだろう?」
ということになります。

キュウリの外側、輪郭を見てください。シルェットを見るようにして見ると、周りのライ
ンがよく見えてきます。目を薄目にするとさらによく見えます。
モノのかたちを「光と影」で見ようとしたダ・ヴィンチは、「物体には、輪郭線などない」
と言ったそうですが、どうです、キュウリの周囲には、背景と自らとを隔てる境界がハッキリとあることがわかるでしょう。

この境界がなければ、この物体の姿はここに見えないはずです。たしかにキュウリのふく
らみは手前から向こう側へとつづいており、その表面の連続があるだけで、黒糸のような「線」
がそこにあるわけではありません。

 

線の太さ、スピード、重さ

つぎに「目立つ色」がついているモノを描いてみることにします。
いざ「線」を描こうとモノを見るときに、ついつい惑わされやすいのが色彩です。

とくに赤や黄色など、目立つ色がついていると、それが気になって正確なかたちを見のが
してしまうものです。

ここでイチゴをひとつ、描いてみることにしましょう。
まずはジッと見てください。

あまりにも美しく鮮やかな赤色です。しかも表面が光っています。ど
うしてもかたちよりも色のほうが先に目に入ってきてしまうでしょう。

「線」を描く者、たやすく「色の道」に迷ってはいけません。
イチゴの赤がどんなに美しかろうと、あなたはその色をいっさい無視して、単なるイチゴの姿のみを見るようにします。

小粒ながら張りのある輪郭線、やや固めの12枚の葉、イチゴの表面のブツブツなどが見えてきますね、それを線でたどっていきます。

こうして描いていくと、一本のペンによって、

1.太さ細さが表せる

2.スピードが表せる

3.重さが表せる

ということはわかると思います。
線で形をとることに慣れてきたら、ペンの持つこの3つの技を少しずつ使ってみるようにすることです。

この技をこなせるようになってくると、モノの質感や重量感が見違えるほどリアルになってきます。

この続きは関連記事でどうぞ!

 

少しでも参考になれば嬉しいです。

最後までお読みいただきありがとうございます。

 

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