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松下幸之助が道をひらき成功した秘訣は【○○の社】があったから?

ビジネス
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TOM

Panasonicの創業者 松下幸之助。ここに入社し数々の学びがありました。

 

松下幸之助が道をひらき成功の秘訣は?

 

こんな疑問にお答えします。

日本経済の礎を築き、大企業グループを育てた松下幸之助。

立身出世のストーリーや経営者としての手腕などが注目を集め、過去にもさまざまな人が彼の手法を研究し、多くの書物が残されています。

彼自身でも数冊の著書を残していますが、中でも『道をひらく』や『人間を考える 新しい人間観の提唱、真の人間道を求めて』は半世紀にも渡って読まれ続けている名著であり、彼自身を知る上でも最も参考になる著書です。

今回の記事では、松下幸之助からビジネスの成功を学んでいきたいと思います。

本記事の要約

松下幸之助に降りかかった災難

・松下幸之助 根源の社

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松下幸之助に降りかかった災難

戦後、GHQ(連合国軍総司令部)は占領政策の一つとして財閥解体を命じ、松下電器(現・Panasonic)も財閥指定を受けました。

当時、松下電器は大企業ではありませんでしたが、事業部制を敷いており、さらにこれを発展させた分社制をとっていたため、GHQには大企業として映ったのです。

GHQは松下家を財閥指定した上で、資産を凍結。松下氏の経営権も剥奪した。

松下氏は追放処分に耐えながら、松下氏の心の中には様々な思いが去来していたでしょう。

 

TOM

この時点までの話から 普通の方でしたら

もう絶望の状態ですよね

何もない、先への不安……

松下幸之助は、この後 松下電器を復活させますが、もうひとつの考えを示します。

これまで順風満帆とまではいかないけれども、売り上げを伸ばし経営を安定させてきた。しかし、親亀がコケたら子亀もこけるように戦争で負けると企業は大打撃を受けます。

世の中がひっくり返ったら会社経営は立ちいかなくなる。だからこそ政治の舵取りはしっかりやらなければならないし、同時に経営者も政治に対し深い関心を持たねばならないそんな思いから 松下氏は政治経済を発展・安定させるために原動力となる組織を構造しました。

それが松下政経塾そしてPHP研究所です。松下幸之助は、自分を深く見つめ、心を磨き、志を立てるという生き様を持っていました。

そこには、小さな欲や私心などは入り込む余地がない。「無欲」こそが生き様の神髄であり、そのような確固とした「大和魂」こそが今の世の中に最も求められているのではないでしょうか?

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松下幸之助の根源の社

本社創業の森(他2箇所)に「根源の社」(こんげんのやしろ)があります。

この根源の社を話す前に、さらに松下幸之助の本質にせまっていきたいと思います。

みなさんの中に この本を読んだ方がいるかもしれませんが、「人間を考える 新しい人間観の提唱、真の人間道を求めて」(19752PHP研究所より刊行された)

この著書の序章〜第4章までの内容が、あの大企業を生み出した松下幸之助の本質の一部分ではないかと思います。

事業経営を考える前に、その上流をだとっていきます。

事業人間自然地球宇宙

また、19786PHP研究所より刊行された)においても松下幸之助翁は、こう述べています。

「正しい経営理念というものは、単に経営者個人の主観的なものではなく、その根底には自然の理法、社会の理法といったものがなくてはいけない。。。。。。。この大自然、大宇宙は無限の過去から無限の未来に渡って絶えざる生成発展を続けていけるのであり その中にあって、人間社会、人間の共同生活も物心両面にわたって限りなく発展してくのもだと思う。そういう生成発展という理法が、この宇宙この社会の中に働いている、その中でわれわれは事業経営を行っている、こういう考えを基礎に置いて私自身の経営理念を生み出してきているわけである」。

松下幸之助翁:「わしのような なんも恵まれておらんかった者が、一応成功をしたということは不思議やろ!」。。。「正直言うと、なぜこうなったのは 本当のところ わしにもわからんのや???」

 

松下幸之助はあるとき、これは自分を存在させてくれたものに感謝しなければいけないと考えました。

誰が自分を存在させてくれたのか? 生んでくれた両親、 そのしてその両親 そのまた両親。。。。どんどん考えていくと。。。。。始祖。。。。。。自然。。。。地球。。。。。宇宙。宇宙への感謝となっていったのです。

松下幸之助翁:「ずいぶん あれやこれやと思いをめぐらした結果、人間は宇宙の根源から、その力によって生み出されたんやと。 うん 突然そうひらいめいた」

「その根源をたどれば、初めての人間を通り越して宇宙の根源までいける。そうすると「ここに存在できていること」への感謝の想いは、実はこの宇宙の根源に対してでなければいけないということになる」

そこで、昭和37(1962)418日 根源社(こんげんのやしろ) 自らヒノキの板に「根源」と墨書きし、自分自身の神様(大いなる存在)をつくりだしました。

「宇宙根源の力は、万物を存在せしめ それらが生成発展する根源となるものがあります」と述べています。

 

根源様に感謝を伝える

 

松下幸之助:「感謝の念ということは、これは人間にとって非常に大切なものですね」「見方によれば 全て人間の幸福なり喜びを生み出す根源とも言えるのが、感謝の心だと言えるでしょうかね。 したがって感謝のないところからは、決して幸福は生まれてこないだろうし、結局は人間は不幸になるということですな!」

「感謝の心が高まれば高まるほどそれに正比例して幸福感が高まっていく」

「根源に対する祈念は 同時に祖先への祈念になる」「常にその存在を忘れず感謝と祈念のまことを捧げるための象徴としてここにこの社を設ける」と述べています。

松下幸之助は、時折この根源様の前で、瞑想し、祈りを捧げることが多かったといいます。

では 彼は この根源様の前で何を思い考えていたのでしょうか!!?

<ここからは私の考察です>

瞑想する。。。。目に見えない世界の「大なる存在」とつながり 自身の「内なる存在」と調和していた。調和することで、事業あらゆることに対して、直感・インスピレーションを受け取っていたのではないでしょか。

ある物事に対する判断をしていた。根源に立ち返りそれは正しいのか?自身の感情をも確認していた。そこから判断して実行していけば間違えることはない。

すべて自分自身に起こる事、周りに起きている現象は、宇宙の根源という理法に沿っていればいい。抵抗せず 受け入れ 身をまかせる。

個人として、落ち込んだ時 迷った時、悩んだ時、怒った時など 自身の羅針盤として 根源様と向かい合い 本当の自分(内なる存在)と調和していたのでしょう。

感謝の祈念、素直な心・・・

松下幸之助は「その根源の力にひとつの決まりがある。それが自然の理法というもんや。そしてその力には宇宙万物すべてを生成発展せしめる力がある」と話しています。

松下幸之助:「まぁ わしはそういうようなことをみずから考えならが今日までやってきた。宇宙万物自然というものがわたしの先生でもあったわけやなぁ」

「わしの経営についての考え方は、経営というひとつの枠の中だけで考えたのではない。わしはいつもその枠を越えて、宇宙とか自然とかそういうものに考えを及ぼし、そこで得られたわしなりの結論を経営に応用したんや!」

松下幸之助は、つねに宇宙の本質とは、自然の本質とはなにか、人間の本質とはなにかを考え続けていました。

◉根源様とは、宗教でもない、神様でもない 松下幸之助が勝手につくったものである。そしてその中には何も入っていません。彼の「根源」という考え方が入っています。

しかし、なにも入っていないのではない、見えないからないのではないのです。見えなくても在るのです。 空即是色です。

◉読者の方々に、根源の社を押し付ける気持ちはありません。ただ自分がそういう宇宙根源から人間へとつながっていると思えば、おのずと感謝の念が湧いてくるのではないでしょうか?

この宇宙根源様への彼の思い、自然観・人間観・事業観など まだまだ学び、考えていく必要があるのではないでしょうか?

少しでも参考になれば嬉しいです。

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