こんな家電「あったらいいなぁ〜」そんな家電ってあるの?
こういった疑問に答えます。
「あったら嬉しい!」アイデア家電を低価格で実現するメーカーはあるよ!
ありそうでなかった~便利で安いアイデア家電
台頭する新興家電メーカーツインバードの野水重明のみず・しげあき)社長は、電王国ニッポンに陰りが見える中で、異彩を放つ新興家電メーカー。
本社は新潟県でお客の「あったらいいな」という声を製品化しています。
今回の記事は、大企業とは違う従業員300人程の小さな会社「ツインバード」は
他社と一線を画した戦略で、お客さんの心をつかむ製品を生み出しています。そんな「ツインバード」についてまとめました。
ツインバード工業の履歴
ツインバード工業株式会社(TWINBIRD CORPORATION)は、新潟県燕市に本社を置く、調理家電や照明器具、掃除機などの製造と販売を主とする家電メーカーです。
元々は、メッキ加工業の下請けとしてスタートしていました。下請け業からの脱却を目標に、自社製品の開発・販売、ギフト商品の販売に乗り出しました。
そして、「ツインバード」は同社のブランド名であり、家電が主な製品でスタンド照明では国内第2位。ギフト用品でも一定のシェアを占めており、超音波洗浄器も強いのが特徴です。
手回し発電ラジオや防水CDプレイヤー、防水テレビ、空気清浄機,風呂場でも映像が楽しめる防水DVDプレイヤー、PND、ワンセグ音声が聴けるホームラジオといった、大手電機メーカーでは製品にしないスキマ商品を企画・開発することで有名です。
こ、これは惜しいっ‼️‼️
でも意外に冷静なスワローズベンチ😑😑😑#つば九郎 #swallows pic.twitter.com/ho6RPS6xo1— しいたけ@野球観戦アカ (@kansenbb) August 23, 2022
2012年、ツインバード工業が燕市にあることから、“ツバメ”つながりで東京ヤクルトスワローズのオフィシャルスポンサーを務めています。
主催試合でのヒーロー賞の提供をしていて、燕市ではヤクルト球団のキャラクター「つば九郎」と地元のスワローズファンとともに「スワローズライスファームプロジェクト」と銘打った、燕市内の田んぼに於いて田植えと稲刈りを行うイベントを実施しています。
ツインバード工業の特徴
新潟県燕市。燕三条といえば古くから続く金属加工の町。
専門の技術を持つ4000もの工場がこの一帯に集まっています。
その一角、田んぼが広がるのどかな景色の中にツインバードの本社があります。中には組み立て工場もあり、日々、商品が生まれています。
アイデアあふれる製品を世に送り続けている小型家電メーカーで多品種小ロット生産ができるため、大手が手を出さないようなニッチな製品を速やかに製品化するのが得意としています。
ハンディーアイロン&スチーマーや超微風扇風機、靴乾燥機など600以上もの豊富なアイテムを良心的な価核で販売。
来るお客の声の中から製品化するものを拾い上げているそうです。
毎年約3000人を動員するファンイベントを開催し、マンツーマンでお客と製品について話し合う機会までもうけているのです。
ツインバードの野水重明社長では「まず、やってみる」という精神の持ち主なのです。
ツインバード野水重明(のみず・しげあき)社長プロフィール
ツインバード・野水 重明社長出演の「カンブリア宮殿」がBSNで25日放映
#ツインバード #カンブリア宮殿 #家電 pic.twitter.com/oDwsEMf4Hzhttps://buff.ly/2iKCTd2— ケンオー・ドットコム (@kenohcom) November 24, 2017
役職:ツインバード工業株式会社 代表取締役社長
誕生:1965年。出身地:新潟県燕三条で生まれ
学歴:新潟県立三条高校卒、東京工学院大学卒、長岡技術科学大学大学院工学研究科を修了
職歴:1989年ツインバードに入社。大手都市銀行に3年間出向(池袋支店融資課に1年半、本社法人部に1年半)
1999年 香港事務所に赴任
2004年に海外営業部長、営業本部副本部長などを経て2007年取締役に就任
2009年経営企画室長に就任
2010年専務取締役に就任
2011年より代表取締役社長に就任
ツインバードの前社長で、現会長の野水重勝さん(父)は、カリスマ社長であり会社への発言力・影響力が絶大でした。
しかし赤字続きで事業が切迫した際、野水重明さんは「今すぐ私に代表権をください」と申入れをします。
その後、野水重明さんは代表権を得て、若手社員や幹部たちと経営改革に取り組みました。
「一緒に 作る お客様」という方針を打ち出し、お客さんに喜んでもらうためにはどうしたら良いかを模索しました。
また「あったらいいなぁ」というお客さんの要望にも耳を傾けることを重点に、日本一お客さんの声を大切にする企業を目指しています。
ツインバードは客の声から新家電「あったらいいな」を実現
本社の中にあるショールームには、まさにお客の声から生まれた商品が並んでいます。
お客さんの声を吸い上げる中枢機関がコールセンターです。
一日に入ってくる問い合わせや苦情はおよそ300件。
その声一つ一つがツインバードの開発のきっかけになると言います。
コールセンターに集まったお客の声は、月に2回、会議にかけられ共有され、開発部にお客の声が直接伝えられるのです。
そして、お客の声を反映した商品を作っていくのですが、最後の関門が商品化決定会議。ここで野水さんがOKを出さない限り商品になることはないそうです。
「世の中全体がスピード感を持って変化していくので、それに半歩先んじて、本当に便利な機能を提供していきたいと考えています」(野水社長)
ツインバードの「あったらいいな」新家電
「緊急災害の時にも使えるライトが欲しい」という声から生まれたスタンド「LEDふとんライト」。普段はベッドサイドで使えるが、もしもの時は折り畳んで抜けば懐中電灯になります。
「メガネや貴金属を綺麗にしたい」という声から作ったのは「超音波洗浄機」。
メガネのなかなか取れない鼻あての油汚れが3分できれいサッパリ無くなる。
「健康志向」の女性が増加していて、その声に寄り添う商品も続々開発・販売をしています。
例えば6本の指で頭皮をマッサージするヘッドケアマシーン「セレブリフト」。
ヘッドスパ美容の第一人者の動きを再現しています。
話題の「粉末緑茶」を作れる「お茶ひき器」。
市販されているお茶っ葉を入れてスイッチを入れれば、あっという間に粉末緑茶の出来上がります。普通に淹れると茶葉に7割の栄養成分が残ってしまいますが、これならカテキンなどを丸ごと摂れるのです。
お客さんの声から生まれた新商品がホームベーカリーの「ブランパンメーカー」。
ブランパンとは、胚芽を残した小麦粉から作るパンのことで、通常のパンより低糖質で低カロリー。ただしブランパンの生地は膨らみにくく、こねる際の回数や温度の調整が難しい。それゆえこれまで各メーカーは手を出さなかったのですが、ツインバードが初めて、ブランパンもふっくら焼ける機械を生み出したのです。
下駄箱にスッポリ入るサイズの家電を取り出した。洗ったスニーカーをセットしてスイッチオン。便利な家電の一つ、「くつ乾燥機」。
靴をセットする角の先端から温風が出る仕組みで、機械の中には活性炭が入っていて匂いもとれます。およそ1時間後には乾きますよ。
「フラット電子レンジ」もツインバードで!。
扉を開けると中はフラットでターンテーブルが無い。だから四角い弁当も入り、回らなくてもムラなく温められます。フラットだから手入れも楽々、サッと拭けるのです。
最近流行りのサイクロン式掃除機「スティック型クリーナー」。
便利なポイントは取っ手が取り外せるところ。これなら階段の掃除も楽にできます。
ツインバードは格安家電のイメージが強く、どうしてもこんな印象を持ってしまいますね。
ツインバードは安い掃除機や空気清浄機のイメージがありましたが、よくよく調べてみると品質・耐久性ともに高評価で「品質が悪い」「壊れやすい」と言った言葉は当てはまりませんでした。
ツインバードは他にもトースターや電子レンジなど、低価格で使いやすい商品も数多く取り扱っています。
少しでも参考になれば嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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