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「ファーブル昆虫記」のあらすじは? 夢が詰まった絵本のギフト

遅咲き人生の成功者
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ゆず子

蝶やてんとう虫などの昆虫が大好きです!
どのような本を読めば「昆虫」を勉強できるの?

 

こんな疑問にお答えします。

 

TOM

ファーブル昆虫記」を読めば、いろいろな昆虫のことがわかるよ!

 

ゆず子

「ファーブル昆虫記」を詳しく教えて! どういう絵本なの?
ファーブルってどんな人物なの?

 

そんな疑問に答えます。

 

【ファーブル昆虫記】のあらすじは? 夢が詰まった絵本のギフト!

 

子供の頃メチャクチャおもしろくて、学校の図書館で読みふけっていたのを今でも覚えています。その中で今でも記憶に残っているのが「フンコロガシ」(オオタマオシコガネ)を観察した章。
日本にはいない昆虫で、その生態に驚き、何度も読み返した記憶があります。フンコロガシが動物のフンを丸めて、逆立ちして転がす姿に興奮したのを覚えています。

 

今回ご紹介するのは、アンリ・ファーブル著ファーブル昆虫記であり昆虫の生態学を知るには格好の入門書です!

 

 

結論;
文庫本で10冊近くの量を誇るのでかなりの名作ですよ!

■この記事を読んでわかる事は・・・
  • ファーブルってだれ?
  • ファーブル昆虫記 あらすじ
  • ファーブル昆虫記 全10巻

 

 

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ファーブル昆虫記のファーブルってだれ?

昆虫の行動研究の先駆者

ジャン・アンリ・ファーブル(1823~1915)は、南フランスの山村に生まれました。
生活は貧しかったのですが、ファーブルは勉学に励みます。

ファーブルはとても好奇心が旺盛で、小さい頃からどんなことでも疑問をもって考える性格でした。興味が湧いたことに対して自分で実験をおこない、何事にも自分で実験して確かめることの大切さを学んでいきます。

夜になると外でジージーと鳴く物音の正体を確かめるために、家を抜け出し茂みに近寄り、そのなかから聞こえる物音の正体を手で捕まえてじっくり観察をしました。

 

ファーブルは大自然の中で、たくさんの出会いと発見を繰り返し育ちました。

 

1842年、学校を卒業したファーブルは、18歳で小学校の先生になります。

ファーブルの本職フランスの教師でありれっきとした公務員でした。また数学・物理学の学士号、博物学の博士号をもつほどさまざまな分野でも造詣は深く、勉強家でした。

学校の先生を務めただけではなく、教科書作家、詩人としても業績を残しています。

公務員という小学校や中学校で教師として仕事をしながら、ファーブルは身近な昆虫に魅入られ生態観察をおこないました。

 

昆虫の生態を観察し続け、1878年の54歳のときに【ファーブル昆虫記】第1巻が誕生します。30年にわたり第10巻を書き上げた年齢は80歳を超えていました。

 

出版した当時は、専門家からの評判は良くなく、ファーブルはその生涯においても多くの苦労をしています。収入こそ恵まれていなかったものの、ノーベル賞候補ともなっています。

【ファーブル昆虫記】の特徴は、「むしの行動の意味」を知るための方法を独自で考え、実践することのおもしろさにあります。

もちろん、昆虫の生態自体も興味深く、読んでいて楽しいのですが、自分の疑問を自分で解決する手段を身近な題材で教えてくれる本なのです。

 

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ファーブル昆虫記のあらすじ

昆虫は種類も、生態も、数も、極めて多様な生き物で、人間の思いもかけないような行動をとります。その昆虫の行動から具体例を豊富に学びながら、ファーブルは考え描いたのが【ファーブル昆虫記】です。

【ファーブル昆虫記】の特徴は、「むしの行動の意味」を知るための方法を独自で考え、実践することのおもしろさにあります。

もちろん、昆虫の生態自体も興味深く、読んでいて楽しいのですが、自分の疑問を自分で解決する手段を身近な題材で教えてくれる本なのです。

ファーブル昆虫記は 子供にもやすい!

【ファーブル昆虫記】は、たくさんの人に翻訳された作品でもあります。
本だけではなくマンガでも【ファーブル昆虫記】が作品化されています。

【ファーブル昆虫記】が子供にも読みやすい理由は、格式張った論文形式でないことでしょう。

【ファーブル昆虫記】では、昆虫の生態を読んでいるようでいて、読者はファーブルになったつもりで謎を解き明かしている気分になってくるのです。

他にも昆虫を擬人化することで、交尾や子育て、捕食などの生態をわかりやすくしていて、読んでいても難しい「科学書」という印象は全く受けません。

主役はもちろん昆虫なのですが、実はファーブルが「むし」の謎を解き明かす推理小説のように構成されているのです。

まず仮説をたてます。
それを証明するためにどんな条件にむしを置くか。
試行錯誤しながらすすめる観察に読者はどんどん引き込まれていきます。

それもそのはず、なんとファーブルは数学と物理学の学士号をもっていて、物理の教授にもなった人物なのです。

全巻のなかのいくつかの話が抜粋されて収録されています。

娘が好きな「アリ」の話や「ツチスガリ」の話も収録されています。(もちろんオオタマオシコガネの話も!)
上巻下巻に分けられていて、ボリューム的にも手頃です。

翻訳も読みやすく書かれているのでおすすめですよ。

全巻制覇してみたい!っていう方には、奥本大三郎氏が翻訳した【完訳ファーブル昆虫記全10巻】というのがあります。

全10巻といっても、1巻が上下2冊になっているので全部で20冊になります!

 

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ファーブル昆虫記 全10巻

ファーブル昆虫記 全10巻

ファーブル昆虫記 第1巻 上

読み継がれる昆虫の叙事詩、待望の完訳版!

虫の詩人・ファーブルが著した昆虫自然科学の古典がファーブルの第一人者・奥本大三郎
の解りやすい翻訳でよみがえる。詳細な脚注、訳注、細密な昆虫イラスト、美しい写真口絵が充実。

ファーブル昆虫記 第1巻下
1巻下では色々な種類の狩りバチの興味深い行動の謎を解き明かす。
ファーブル昆虫記 第2巻上
第2巻上は昆虫の本能についての実験が中心。ハチやアリが自分の巣にちゃんと帰り着くのはなぜなのか?
ファーブル昆虫記 第2巻下
第2巻下は昆虫の本能についての実験が中心。ハチやアリが自分の巣にちゃんと帰り着くのはなぜなのか?
ファーブル昆虫記 第3巻上
3巻上は暗い土の中でカブトムシの幼虫を一瞬にして仕留め麻酔をかけるツチバチや、産卵管を他のハチの巣に突き刺して卵を寄生させるシリアゲコバチなど様々なハチの本能の神秘を教えてくれる。
ファーブル昆虫記 第3巻下
ハチは自分が産む卵の性を自由に出来るのか?ハナバチの一種は草の茎などの空洞に卵を孵す巣を作りますが、大きい巣からは必ず雌が、小さい巣からは必ず雄が出てきます。ハチは卵の性を産み分けている? その謎にファーブルが挑みます。
ファーブル昆虫記 第4巻上
ハチやツバメは、なぜ人家に巣を造るのか?暖炉の脇に泥で巣を造るジガバチはなぜわざわざ人家の中に巣を造るのか。ツバメも人の家に巣を造る。これは自然界に造るより材料や時間が節約できるからではないか。本能を補う能力の考察をする。
ファーブル昆虫記 第4巻下
ミツバチは敵を刺すとなぜ死んでしまうのか。ファーブルがこれまで発表したハチの研究をさらに確信をもって論じます。ハチは今回で最後。『昆虫記』初登場のカミキリムシの観察が面白い。木の幹の中でどのように幼虫が育っていくのか興味津々。
ファーブル昆虫記 第5巻上

昆虫記の人気者、スカラベ・サクレ再登場

1巻上に登場したスカラベ・サクレを再度研究します。ふんころがしの巣造り、産卵から成長過程を細かに観察して驚きの結果を発表します。他の糞虫についても観察し、それぞれの育児方法の違いが明らかに。

ファーブル昆虫記 第5巻下
5巻では私たち日本人にも身近なセミとカマキリが登場します。セミの雄が大声で鳴くのはなぜ? またカマキリの雌が交尾した後に雄を食べてしまうのは本当か? 昆虫の不思議に果敢に迫ります。
ファーブル昆虫記 第6巻上

ファーブル自身が振り返る幼き日々の思い出

何故虫が好きになったのか…何故観察が好きになったのか…幼き日々を振り返るファーブル。『昆虫記』誕生の秘密が本巻でいよいよ明らかになる。ファーブルはいったいどんな少年だったのか?

ファーブル昆虫記 第6巻下

いつまでもくるくる回り続けるケムシの集団

日本人にもおなじみのコオロギ登場。雄が鳴く仕組みを克明に観察します。次いでバッタが登場。完璧な羽化の瞬間を観察するところは感動的です。そして回り続けるケムシの面白い実験には笑います。

ファーブル昆虫記 第7巻上

死を知らない虫が死んだふりをする?

虫に「死」という概念はあるのでしょうか。死んだふりをする虫がいますが、「死」を知るはずのない虫がなぜ死んだふりをするのか…ファーブルは疑問に思います。自らの実験でそれを確かめた結果、さて!

ファーブル昆虫記 第7巻下

雄の蛾が暗闇でも雌のもとへ飛んでくる秘密

ある晩、ファーブルが室内で飼育していた一匹の雌のもとに雄の蛾が群がって飛びこんできました。どうして外の雄に部屋の中の雌の存在がわかったのでしょうか…。雄をひきつける物質が存在する?

ファーブル昆虫記 第8巻上

カメムシが産む卵は美しい陶器の壺のよう

嫌な匂いを発するカメムシの小さい卵はまるで陶器の壺のように美しい。また幼虫が卵から出てくるときびっくりするような不思議な細工が隠されています。それを見つけたファーブルの観察力にも感動!

ファーブル昆虫記 第8巻下
ファーブルが特に熱意を込め研究したワタムシや蛆虫の死体掃除、スズメバチの完璧な巣作りと共生するアブ、コモリグモの不思議な本能と生活など強烈に個性的な虫たちが続々と登場。シリーズ中最厚!
ファーブル昆虫記 第9巻上
嫌われ者のクモ。その生態を綿密に観察。幾何学を理解しているような巣網張りの見事さやクモが自分の巣にかからない秘密とは? 代数、幾何学など数学に没頭した若き日の思い出とその情熱の理由。
ファーブル昆虫記 第9巻下
今巻は星座にまでその名が記されるほど民衆の想像力を駆り立ててきたサソリの生態。
ファーブル昆虫記 第10巻上
ミノタウロスセンチコガネとウシエンマコガネという近い仲間であっても、大きく異なる生態をもつ糞虫の暮らしを描く。訳者のコレクションから原寸大の標本写真も掲載。
ファーブル昆虫記 第10巻下
刊行開始から12年。博物学の不朽の名著、遂に個人完訳完結! 80歳を超えたファーブルが、幼年時代や高等中学校(リセ)当時の思い出をつづる、全221章のなかでも指折りの感動的なエッセイも掲載

 

 

さいごに

「好きこそものの上手なれ」、この言葉が、これほど当てはまる人物はそうそういません。

【ファーブル昆虫記】は小学生にも中学生にもおすすめの本です。昆虫の知識だけではなく、動物を観察する「動物行動学」の方法論を学べます。

もちろん大人でも楽しく読める作品なのでぜひ読んでみてくださいね。

少しでも参考になれば嬉しいです。

最後までお読みいただきありがとうございます。

 

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