三方よしの「近江商人」と幕末の偉人の
坂本龍馬って商人で共通しているようだけど、
「三方よし」ってなに?
私の大好きな偉人「坂本龍馬」から学ぶことはできるの?
こんな疑問にお答えします。
「三方よし」は日常と坂本龍馬の和魂洋才から学べます
商売繁盛の秘訣は”三方よし”
坂本龍馬流の和魂洋才から学ぶビジネス
これが”自利”にハネかえってくる。
言ってみれば近江商人の”三方よし”(自分よし、相手よし、世間よし)の
実践が手本となります。
今回の記事は、三方よしを坂本龍馬から学ぶ方法をまとめてみました。
商売繁盛の環境
「都市の空気は(人間)を自由にする」という言葉がある。ドイツのことわざです。
江戸に遊学中の坂本龍馬は、精一杯この「都市の空気」を吸い込み、今までなかった自由を満喫していた。
龍馬が師と仰いだのは勝海舟である。龍馬は1862年に勝海舟の門人になりました。
1863年1月9日の「海舟日誌」にはこのように書いてあります。
「昨日、土佐の若者何人かが私の門下になった。龍馬と世の形勢を密議して、その若者たちの志を助けようと思う」龍馬は幸福だった、海舟のような師に恵まれたのはまさに
「これこそ一期一会の縁だ!」龍馬にとってこの頃の江戸生活は、「江戸の空気はわしを自由にしてくれる」心境ではないでしょうか?
商売繁盛会社の設立
三方よしの原点
クローバリズムの認識、「日本人である」「日本国に責任を果たす」「国際社会に対しても責任を果たす」
この3つのローカル・ナショナル・グローバルの要素を同時に備え、併せて共に進行させるような同時性が必要になっているのが現在です。
まず龍馬がやったことは「ナショナルレベルにおける事業」である。
商売繁盛会社規約(海援隊)
「脱藩の者(フリーランス)、
海外開拓に志ある者、皆是の隊に入る。
国(企業)に付せず、海援隊に属す。
運船射利、応援出没、海島を拓き
五州の興情(よじょう)を察する等の事を為す」
明らかに商業活動にウエイトが置かれている。
商売繁盛への”三方よし”
「三方よし」をモットーに、自らの利益のみを求めることなく、多くの人に喜ばれる商品を提供し続けました。そうして少しずつ信用を獲得していったのです。
さらに龍馬は利益が貯まると無償で世間の為にも大いに貢献しました。
つまり三方よしとは、「商いは自らの利益のみならず、買い手である顧客はもちろん、世の中にとっても良いものであるべきだ」という現代の経営哲学にも通じる考え方なのです。
この「三方よし」の精神は現代の日常生活においても、「相手よし 自分よし みんなよし」という言葉に置き換えられる大切な考え方です。
龍馬は「三方よし」を旨とすることによって、武士商人という「よそもの」でありながらも「信頼」を獲得してきた。「信頼」を得た事業は、さらに多くの人を巻き込み、多くの価値を提供し、いきもののように成長を続ける。
「信頼」は事業にとって最高の資産であり、マーケティングやブランディングの究極の目標でもある。
構想案の段階で、明確な「社会的意義」「持続性」に対する意識を持つことが、信頼醸成の第一歩となり、構想案の実現に向かっての推進源となるであろう。
まとめ
「三方よし」は「買い手よし、売り手よし、世間よし」といわれ、近江商人の活動の理念を表わすものです。
その原典は江戸時代中期の近江商人である中村治兵衛が孫に残した書置にあるとされ、そこには、
「たとへ他国へ商内に参り候ても、この商内物、この国の人一切の人々、心よく着申され候ようにと、自分の事に思わず、皆人よき様にと思い」とあり、自分の事よりもお客の事を考え、みんなの事を大切にして商売をすべき、という風に書かれています。
企業の社会的責任(CSR)が強く叫ばれるようになった昨今、企業の間でも、近江商人の大切にしていたこの三方よしの考えが注目されています。
ビジネス言葉に「win-win」というものがありますが、売り手よし、買い手よし、ここまでは上手くいっても、世間よしには中々繋がらないものです。
そこで、CSRを実践するため自社の経営理念に三方よしの考えを取り入れる企業が増えているのです。
最後までお読みいただきまして
ありがとうございました!
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