森永乳業が豆腐をアメリカに広めた人物は雲田康夫【ミスタートーフ】と呼ばれた男

豆腐をアメリカに広げた雲田どん底からの逆転人生

「豆腐」は、アジアだけの食材なの? 欧米人って「豆腐」を食べているのかい?

 

こんな疑問にお答えします。

 

ゆず子
ゆず子

「豆腐」をアメリカに広めた人物を知っているよ!

 

 

森永乳業が豆腐をアメリカに広めた人物は雲田康夫【ミスタートーフ】と呼ばれた男

 

レディー・ガガにポール・マッカートニーも大好きな日本の豆腐。実はかつてアメリカ人が嫌いな食べ物ナンバーワンだった。 アメリカ人が大嫌いだった豆腐をどう広めていったのか?

今回の記事のは、「豆腐をアメリカに広めた男」大人気健康食品に育てた営業マン・雲田康夫さんについてまとめましたので紹介します。

 

この記事を読むとわかること
・雲田康夫さんのプロフィール
・ミスター・トーフと呼ばれ、豆腐の逆襲!
・桃栗3年、柿8年。豆腐は10年、新なる挑戦は「シラタキ」

 

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豆腐をアメリカに広めた雲田康夫さんのプロフィール

雲田康夫さんは、2020年1月に癌でお亡くなりになりました、ご冥福をお祈りいたします。

くもだ やすお◎1966年、青山学院大学法学部卒業、森永乳業株式会社入社。

1970年代初頭のスーパーマーケット台頭により、同社の牛乳販売は不振に。
そこで、健康ブームに沸くアメリカをターゲットに販路を拡大。

1985年に単身渡米し、現地法人を設立しました。以後幾多の失敗を繰り返します。

1993年、当時のクリントン大統領の妻ヒラリー夫人が豆腐の話をしたのをきっかけに注文が殺到。それ以降、アメリカの豆腐市場の形成に尽力し、「ミスター豆腐」と呼ばれました。

 

2008年、第3回日本食海外普及功労者表彰事業農林水産大臣賞を受賞。Morinaga Nutritional Foods, Inc.前社長、中京大学国際英語学部客員教授、日本食文化振興協会理事長。

著書に、『豆腐バカ 世界に挑む』『売れないモノは俺に任せろ!』(共に光文社)

 

 

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「ミスター・トーフ」と呼ばれて

豆腐

 

ミスター・トーフ
いつしか人々は雲田さんのことをそう呼ぶようになりました。

当時勤務していた森永乳業の社命により単身渡米し、豆腐を売り込むことになったのは1985年、44歳の時である。

 

豆腐のコンセプトは、「低カロリーでコレステロールゼロの植物性高タンパク食品」。
だから、アメリカ人には魅力的なはずなんだ!」。

でも実際食べさせると、「気持ち悪い」「味がない」「TOFUの発音が、TOE(つま先)に似ていてイヤ」と散々。当時アメリカでは大豆は家畜の餌だと思わていた。

 

大豆を食べる習慣のない当時のアメリカ人にとって、豆腐は変なにおいのする不気味な食べ物だった。豆腐は嫌いな食べ物ナンバーワンに挙がっていた。

そうとは知らず大量に発注した商品がコンテナ船で次々と届き、倉庫に積まれていく。
精神的に追い詰められ、円形脱毛症になったり血尿が出たりしたが、辛抱強く無我夢中でやり続けたました。

 

立ち上げから4年経った1988年のある日、追い討ちをかけるように全米紙『USA Today』が、「アメリカ人が最も嫌う食品は豆腐」と掲載。その上、本社から撤退命令が出ます。

 

そこで、豆腐にブランドネームを付けようと考えました。
思い付いたのが、鉄板焼「BENIHANA」。

「BENIHANA」ブランドなら、スーパーも買ってくれると思い、ニューヨークにいる創業者の故ロッキー青木さんにお願いに行ったら断られました。

しかし雲田さんは必死で「では、うちの豆腐を使って料理を出してください」とお願いします。
すると、「『低カロリーでコレステロールゼロの健康食品です』と豆腐を説明したら、ステーキはどうなる?悪者になっちゃうじゃないか」と。

で、どうしたらいいか相談したところ、「自分が広告塔になりなさい」と、ご自身の経験を踏まえて、丁寧に教えてくれたそうです。

 

 

ロサンゼルスに戻って、自分に何ができるか考えた。

そして思い付いたのが、車のナンバープレートを「TOFU NO1」にすること。

するとアメリカ人コンサルタントが、「『豆腐はノー!』って読めるよ」って、これはボツでした。

 

次にロサンゼルスマラソンで、豆腐の着ぐるみを着て走りました
運悪く転んだけど、そこにTV局のスポーツレポーターがいて、着ぐるみを指して「それは何だ」と。痛いのを我慢して、TVカメラの前で「ノーコレステロール、ヘルシーフード!」とアピールをします。

 

その時、故ロッキーさんが言ったことがやっと理解できました。
ある文化に異質の食べ物を浸透させるというのは、優れた栄養面にフォーカスするだけではなく、自分が広告塔になってチャンスを逃がすなってことだったんだねと・・・

 

そしてある米系スーパーの豆腐売り場に立ち寄った。
すると、潰れた豆腐を買っているおばあさんがいました。

ビックリして「どうするの?」って聞いてみたら、「果物を入れてシェイクにするの」って。

ピンときて!早速会社に帰って、栄養士とフードスタイリストと社員を呼んで、果物入り豆腐シェイクを作ってみたら、これが美味い!

そこで、「革命的な健康朝食『豆腐シェイク』」というふれこみでデモを開始。すると大盛況。結局ね、アメリカ人に豆腐を売るんだから、白くて四角い「日本」の豆腐を売る必要はなく、ぐちゃぐちゃの豆腐でいい。

渡米6年目にして、それがやっとわかった。まさに「郷にいれば郷に従え」の考えを再認することに気づきました。

そしてアメリカでの豆腐人気に火をつけたのは、あのファースト・レディのまさかの一言でした!

豆腐の逆転劇

当時のクリントン大統領夫人であるヒラリー夫人の『ビルに豆腐を食べさせてあげたい』という発言を車のラジオで聞いた雲田さんは、なんと!ヒラリー夫人に豆腐を送って差し上げたのです。

 

これが大きな気っかけとなりました。ニューヨークタイムズやワシントンポストにも取り上げられ、これまで相手にしてくれなかったスーパーなどのバイヤーからも注文が入るようになりました。

 

このようにして、アメリカ豆腐市場を確立することになったのです。

独立 桃栗3年、柿8年。豆腐は10年

豆腐1

当時、雲田さんの兄弟は千葉県下で30店舗のスーパーを展開するスーパーフレックという会社を経営していた。兄がアメリカ視察に訪れた際、破綻寸前のコンニャク会社を営む日本人経営者と知り合い、縁あってその会社も受け継ぐことになった。

ところが、その後バブル経済が崩壊。スーパーフレックは経営難に陥り、産業再生法の適用を受けることになります。

イギリスのテスコという大手スーパーに買収されたのだが、彼らは市場をくまなく調べ、「日本の30店舗のスーパーは責任を持つが、アメリカの会社は切り離す」と言ってきた。兄からも「康夫、頼む。会社を引き取ってくれ」と懇願され、雲田さんは渋々引き受けることにした。

 

だが、兄は多額の借金を抱え、思い詰めていたのだろう。白血病に侵され、数年後に帰らぬ人となった。さらに追い打ちをかけるように、弟は重度の糖尿病を患ってしまったのである。

 

「社員と取引先を助けるためにとにかくこの赤字会社を引き受けてくれないか! そして、世の中のためになることをやってくれ!」

この弟のひと言で、雲田さんは覚悟を決めた。亡くなった兄のため、闘病中の弟のため、そして世の中のために立ち上がろう!と。

 

森永乳業の米国法人の社長を退任した2005年、スーパーフレックUSAのCEOとして、新たなスタートを切った。借金して1日10万丁生産できる拠点をオレゴンに建設。結局、順調に売れ始めたのは、10年ほどしてからだった。

 

桃栗3年、柿8年。豆腐は10年。

新たなる挑戦は「シラタキ」

先進国でいま一番問題になっているのは肥満、それによって引き起こされる糖尿病や高血圧などの生活習慣病である。雲田さんは豆腐を売り歩いていた時にそのことをつくづく実感した。根本的な治療法がないため、罹患した時にはもう手遅れ。しかし、人間の意志は弱いもので、特に我慢が嫌いなアメリカ人にダイエットはなかなか難しい。

そんな中、世界にただ一つ、ほぼゼロカロリーで食物繊維を豊富に含んでいる食べ物が存在することが分かった。他でもない、コンニャクである。

さらに勉強していくと、コンニャクは約1,500年前に起源を持つ日本の伝統食であるにもかかわらず、かつて日本に1,700軒あったコンニャク屋が半減しているという事実が浮かび上がってきた。

日本の宝物が間もなく消えていく運命にある。これを放っておくわけにはいかない。そしてコンニャクは間違いなく世界を救う食品だ――。

とはいっても、コンニャクをアメリカ人に広めることは正直やりたくなかった。どんな大金を積まれてもやらないと断言していたくらいだ。なぜか。コンニャクはその食感ゆえに英語で「devil’s‐tongue(悪魔の舌)」と呼ばれており、普及は不可能だと思っていたからである。

ターゲットは3億人のアメリカ人、中でも約4,000万人いるといわれる糖尿病患者とその予備軍。初めからコンニャクで正面突破することは難しいと考え、まずはシラタキを広める作戦を立てた。

「shirataki」と名づけてもアメリカ人には伝わらない。そこで「skinny(痩せた、細い)」というブランド名で商品化し、イメージが湧くようにした。

また、郷に入っては郷に従えのとおり、固定観念に囚われず、シラタキをフェッチーニ(平麵)風にしたり、ホウレンソウを加えたりと、アメリカ人の好みに合わせて工夫改善していった。

ある時、結婚式を間近に控えた新婦たちに目をつけ、ブライダル関連の雑誌やウェブサイトに「たくさん食べて痩せませんか?」という広告を打ち出したところ、徐々に口コミで広がっていき、現在、会社の売上高は円換算にして8億円、市場全体では25億円の規模へと成長を遂げたのである。

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さいごに

30年間に及ぶ異国の地でのビジネス人生を通じて、雲田さんは二つのことを掴(つか)むことができた。

一つは「ぬるま湯からは何も生まれない」ということである。雲田さんがなぜ頑張れたか?それは厳しい環境に飛び込み、苦しみや悲しみを背負ったからだ。そういう修羅場を経験しない限り、人は成長しないし、新しい発想も生まれることはない。

もう一つは「人と同じことをするな」。豆腐でもシラタキでも、誰もやらないことを一所懸命地道にコツコツ歩んできたことによって、アメリカ人の常識を覆(くつがえ)し、彼らの食文化の変革を成し得た。

一途にぶれることなく、自分の足元を深く掘り続けていけば、必ずや滾々(こんこん)と水が湧いてくる。そのことを信じて、私たちもこれからも挑戦を続けていきたい。

少しでも参考になれば嬉しいです。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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