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山形の繊維会社の佐藤社長は世界を目指し糸の作家になった

山形の繊維会社の佐藤社長は世界を目指し糸の作家になったビジネス
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世界の一流ブランドが注目する200種類以上の「糸」。太さが変わる!?形や色合いが独創的。繊維会社の社長が“非常識”のものづくりに挑戦!

 

 

独創的な糸を次々と生み出す山形の繊維会社。

イタリアの展示会にブースを出すとブランド関係者の予約でいっぱいになるという。開発の先頭に立つのは4代目の佐藤社長。90年代アジア産の糸との価格競争で会社が苦境に陥る中、他にはない斬新な糸の開発に乗り出す。太さが途中で変わる糸。常識破りの極細糸…。目指したのは、大量生産・大量消費とは逆のとがったものづくり。持続可能性も意識して新たな糸の開発を進めています。

 

山形の繊維会社の佐藤社長は世界を目指し糸の作家になった

 

東京の大手有名なデパートに、自社ブランド「M.&KYOKO」(エムアンドキョウコ)を展開している山形の佐藤繊維株式会社。原材料調達、紡績から製造、事業までを地元の山形で手掛けています。

だが、元々は、国内メーカーの下請け企業だった。では一体どうやって、世界有数の繊維会社となったのでしょうか?佐藤社長率いる山形の繊維会社・佐藤繊維の糸とは?

今回の記事は、形や色合いが独創的な糸を創造する山形の佐藤繊維株式会社を紹介します。

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欧州にない糸は山形の佐藤繊維製

機械の製作は失敗の繰り返し

繊維産業は労働集約型で、製造コストに占める人件費の比率が高い。90年代前半、中国の人件費は日本の20分の1。価格競争には、絶対に勝てない。繊維産業の中でも、一番、人件費比率が高いのはセーター。真っ先に事業・会社が無くなると危機感を持つ。

佐藤繊維が生き残るには、どうすればいいのか。そう考えた末ヒントになったのが、97年に見学したイタリアの糸の工場だった。

「西洋」の「洋」は、さんずいに羊と書くように、羊毛文化の本場はヨーロッパにある。一流ブランドのデザイナーも、糸はつくれない。イタリアの糸の職人たちは、自分たちが新しいファッションをつくり、トレンドを発信しているという自負にあふれていたとのこと。

一方で、日本の繊維産業はトレンドを追いかけてばかりいる。今、売れている繊維製品はマーケットにあふれているので、日本でつくっても勝ち目がない。

日本の繊維産業は、厳しいグローバル競争にさらされ、繊維事業所数、製造品出荷額とも、1991年比で4分の1に減少している。他方で生き残った素材メーカーなどは他社がまねできない独自性で競争力を維持している。山形県寒河江市に本社を置く佐藤繊維株式会社は、オリジナリティーの高いニット用の糸を強みにした。

山形の繊維会社は国内下請けから脱却を目指す

他社がまねできない高品質でオリジナリティーの高い糸だが、現在の佐藤社長が4代目を継ぐまでは、国内衣料メーカーの下請け企業だった。

下請けからの脱却を目指し、2001年、ニューヨークの展示会に自社オリジナルのニット製品を出展したところ、その独創性が高く評価された。これが海外展開を始めるきっかけとなり、米国での展示会出展を機に国内企業からも同社の製品が見直され、これが国内事業にとっても転機となった。

欧米で高品質でオリジナリティーの高い糸が評価される佐藤繊維製

運命の赤い糸

欧州では、2007年から世界的な紡績糸の展示会「ピッティフィラティ(Pitti Filati)」(イタリア・フィレンツェ)に出展を開始。2008年には、同社の糸を採用したカーディガンを、米国のオバマ前大統領の就任式でミシェル夫人が着用したことで、一気にブランドとしての認知度が広まった

また、オリジナルの糸を使用したニット製品でも、欧州では2012年からフランス・パリのファッション展示会「トラノイ(Tranoi)」に継続的に出展。ニット製品のバイヤーはセレクトショップなどの小売店が中心になるため個々の取引金額は大きくないが、イタリア、スイス、フランス、スペイン、ギリシャ、レバノンなど数多くの国で同社製品が取り扱われており、固定客もついている。

また、米国でのニット製品販売については、今年からニューヨークの事業者と契約し、従来の展示会出展から通年で同社のショールームに製品を展示、アパレル事業の海外展開は、現在アジアが中心だが、アジアでは現地取引先とのパートナーシップにより自社ブランドショップを台湾に現在7店舗展開している。さらに現在、中国本土向けの本格的な販路開拓も模索中だそうです。

糸の世界的な産地はイタリアだが、佐藤繊維が作る、極細のモヘアの糸や一般的なイメージにとらわれない意匠性の高い糸など、他社では手に入らない製品が魅力で、現在では世界のラグジュアリーブランドが同社の顧客に名を連ねる。同社の糸の輸出先の4割がイタリアです。

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繊維会社 佐藤社長でなく「糸の作家」として

商人の目的は三方よし

世界に伝える方法も工夫して、『山形の工場』と言うよりも、『工房で手づくり』と表現!

「佐藤繊維の社長ではなく『糸作家』という肩書きをつくり、糸やモノづくりへのこだわりを熱く語るようにしたそうです。

良いものをつくれば、売れるわけない。大切なのは、モノをどう見せるか。出展ブースの演出には、とてもこだわる。また、ストーリーづくりにも力を入れた。

佐藤繊維が100年近く前から日本で糸づくりを続けてきたこと、糸とテキスタイルをつくり、そうした技術の伝承、家族 それぞれ小さな歴史がある。それをストーリーにして、きちんと伝えることが大切と語っています。

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佐藤繊維の糸・ニットの優位性

社内の古い体質、人の意識改革を敢行!特に100年も続く繊維業界 今までのやり方などを簡単に変えることは難しいが。。。

逆転の発想で「古い機械」に注目

トレンドを追わず、自分たちにしかできない「理想の糸づくり」を追求する。しかし、「理想の糸」を思い描けても、それを実現するのは簡単ではない。見学したイタリアの工場にあった製造機械は、佐藤繊維にあるものとベースは変わらなかった。ただ、イタリアの職人たちはそれを改造して使っていた。機械を改造に着手した。

しかし最初は改造した機械で糸をつくっても、望むような品質にはならなかった。試行錯誤を繰り返す中で、目を付けたのが廃棄処分寸前の古い機械だ。

最新の機械がないと、良いものはつくれないというのは幻想である。最新の機械は、低コスト化・効率化の性能に優れているだけで、つくられる糸の品質が高いわけではない。一方で古い機械は、昔は粗悪な原料が多かったので、さまざまな原料にも対応する柔軟な構造になっています。逆転の発想で、古い機械を使うことで新しい糸づくりができるのではないかと考えた。

古い機械の改良を重ねたことで、品質も少しずつ安定し、オリジナルな糸がつくれるようになった。

山形 佐藤繊維製の評価

市販の洗えるウールのニット製品は、塩素剤や樹脂コーティングの加工が施され、天然の機能性や、風合い、柔らかさに欠けている。また、抗ピリング性が低いため毛玉が発生し、見栄えや着心地が劣っている。

佐藤繊維では、非塩素系の酸化還元処理を行ったウールを使用し、紡績・染色・編立の各工程のおいて技術開発を行い、防縮と抗ピリング性を併せ持つウールのインナー製品の低コスト・量産技術を実現している。

具体的な技術

・スケールを保持した防縮ウール糸の開発

-紡績糸の高品質化により歩留り96%、稼働率90kg/日を達成。
-撚糸条件の確立によりスワッチの斜行3度、糸切れ率15本/1000SHを達成。
-ノンプレス染色加工により、染色堅ろう度3-4級以上を達成。
・防縮・抗ピリング無縫製インナー製品の開発
-整理加工により、寸法変化面積0.4%、ピリング4.5級を達成。
-酸化還元ウールに関する構造解析と特性評価11項目を実施。
-無縫製インナー製品の企画開発により、試作品30着作製。

 

M.&KYOKOの製品

使用感はあるがダメージが比較的目立たないUSED品
多少の使用感があり、バックネック部分にリペア跡が見られますが、その他ダメージや汚れはございません。
[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

M.&KYOKO / エムアンドキョウコKADA702W ニット長袖カーディガン【cacbajbi-l】

価格:8657円(税込、送料別) (2022/2/14時点)

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グラデーションニットや凹凸感のあるニットで編み上げた深みのある風合いの上身頃。
ランダムが柄が目を惹くパイルジャージ素材との組み合わせです。
レギンスのオシャレが楽しめるアイテムです。

 

ミックス糸の優しい雰囲気にフロントの刺繍が華やかなインパクトを。
全体刺繍でも上品に見えるのはさすがです。

 

 

まとめ

2007年には、イタリアで開かれる世界最大規模のニット用糸の展示会に出展。そこでもブースの演出にこだわった。しかし、2008年にはリーマンショックが起こり、急激に円高が進行。ただでさえ高価な佐藤繊維の糸は、「世界一、高価な糸」となっていった。それでも、佐藤社長は展示会への出展を続けました。

「高くても売れる、演出と売り方があります。あきらめずにやり続けたから、糸をブランド化することができたのだと思います」

 

今、独創的な佐藤繊維の糸は、世界の名だたる一流ブランドが買い付けるまでになっている。

佐藤社長は、「自分たちができること」を追求し、独自の地位を築くことに成功した。入社以来、長らく専務として改革を牽引してきたが、2005年に社長に就任。以降、売上げは2倍強になっているといいます。

 

「今後は、海外に奪われた繊維の生産を、もう1度、日本に取り戻すことに挑戦したい」

 

佐藤社長が目指すビジョンは、産業全体の変革へと向かっているのです。

少しでも参考になれば嬉しいです。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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